Gibson J-45をAKG C451Bでレコーディング!

Gibson J-45をペンシル型のコンデンサーマイクで録音!

アコースティックギターの録音で使用するマイクで悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

今回の記事は人気ギターメーカーである、Gibson社の「J-45 Standard」と、ペンシル型のコンデンサーマイク「AKG C451B」をもとに録音したサウンドを検証してみました!

録音環境

まず始めに、今回使用した機材と録音環境についてご説明します。

DTMerの自宅環境に寄り添ったセッティングになっています。

まず機材の接続順は

Gibson J-45 Standard→AKG C451B→UNIVERSAL AUDIO APOLLO TWIN MK2(Thunderbolt接続)→iMac

24bit/48khzで録音しています。

AKG/C451B

AKG/C451B

UNIVERSAL AUDIO/APOLLO TWIN MKII

UNIVERSAL AUDIO/APOLLO TWIN MKII

サウンド比較!

今回は東京都八丈島の一般家庭で録音しました。

では実際にAKG C451Bで録音したデータを確認してみましょう!アルペイジオとストロークでそれぞれご用意しましたので、聴き比べてみてください!

録音したデータはUNIVERSAL AUDIO UAD-2の「UA1176LN Legacy」で軽くコンプレッションをして作成しております。

J-45 アルペイジオ

ギターの17フレットを狙って録音しました。AKG C451Bを使って録音したサウンドは少し硬い印象を受けました。

歌楽曲に限りますが、歌を邪魔しない帯域のサウンドはしっかり録音できているなと感じます。他のマイクと同時に使用しても独自のサウンドカラーを表現してくれます。

J-45 ストローク

ストロークは12フレットを狙って録音しました。

トップがスプルース、サイド&バックがマホガニーなので、ギブソンらしい「ジャキ」っとしたサウンドが特徴です。

サスティーンや高音の伸びはローズウッドには敵いませんが、歌楽曲の中で際立つサウンドになりそうです。

AKG C451Bを使用することによって、高音域の繊維質な部分をしっかり録音できます。

ストロークを録音したところ、リズム楽器かのように、独特の質感を保ったまま存在感を発揮してくれます。

ギブソンらしいサウンドをしっかり録音してくれるマイクといえるでしょう。

ペンシル型のコンデンサーマイクなので、サウンドの重心は高音域に寄っている印象がありました。タンバリンやグロッケンなどの録音にも向いていそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

アコースティックギターは1本のマイクで録ることもあれば、同時に2本以上のマイクやライン録音をするケースもあります。

マイクのサウンドイメージを認識することによって、他のダイナミックマイクやコンデンサーマイクと組み合わせて使いやすくなるでしょう。

アコースティックギターの録音に向けたマイク弾き比べの記事もございますので、良ければこちらも合わせてご覧ください。

マイク弾き比べ!自宅でアコギのレコーディング!

アコースティックギターはマイクを指板に向けてレコーディングすることが多いですが、ボディのお尻の部分を狙って録音すると、パキッとしたサウンドを録音することも可能です。

マイクの本数や環境、楽曲によって異なると思いますが、ぜひトライしてみてください!

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