
SSL2 MKⅡを使用したセットアップ【オンラインレッスン向け】
こんにちは!作詞や音楽理論、DTM、ミキシング等のレッスンを取り扱っているNext Lead Musicです。
本日はDTMのオンラインレッスンに向けたセットアップに関する内容です。
今回はスクールでオススメしているSSL2 MKⅡを使って解説します。DAW以外の機材の記載もあるので合わせてご覧ください。
主な手順
- SSL2 MKⅡを接続
- ドライバーのインストール
- パソコンのオーディオ設定
- DAWのセットアップ
- Zoomのセットアップ
- レッスン時に毎回お願いしたい点
今回用意した機材
- SSL2 MKⅡ
- LEWITT / LCT 240 PRO Black
- CLASSIC PRO / MIX030-B(マイクケーブル)
- CLASSIC PRO / DTMS 卓上(マイクスタンド)
- CLASSIC PRO / CPH7000(ヘッドホン)
※立って歌を歌いたい場合はブームマイクスタンドが必要です。
※USBのポートに空きが無い場合USBハブの購入が必要です。
1.SSL2 MKⅡを接続
まずはお持ちのSSL2 MKⅡをパソコンに接続しましょう!
ステップ①:SSL2 MKⅡをパソコンに接続

付属のUSBケーブルを使用してパソコンとSSL2 MKⅡを接続します。
ステップ②:ケーブルをマイクに接続

次はマイクスタンドに設置したマイクにマイクケーブルを接続してください。
「カチャ」っと音が鳴るまで押し込みましょう。
ステップ③:ケーブルをSSL MKⅡに接続

反対側のマイクケーブルはSSL2に接続します。今回はChannel1(Input1)に接続しました。
マイクを使用する際は48Vを押して、「GAIN」のツマミを時計でいう15時くらいに設定しましょう。レッスン中は講師の指示にしたがってGAINを調整していただきます。
ステップ④:ヘッドホンをSSL2に接続

次はヘッドホンを接続しましょう。ヘッドホンのアイコンが記載されたツマミと「MIX」のツマミを回します。
これは自身が聞きやすい音量に都度調整してください。
2.ドライバーのダウンロード及びインストール
SSL2 MK2を使用するにはドライバーのインストールが必要です。まずはこちらのページにアクセスしてください。
それぞれMac、Windows専用のソフトウェアをダウンロード&インストールしましょう。インストール後は念の為パソコンを再起動してください。
※中古製品をお使いの場合は最新のファームウェアをインストールを推奨します。
3.パソコンのオーディオ設定
パソコンのオーディオ設定を変更します。SSL2 MKⅡ接続すると既に変更されている可能性もありますが、1度確認してください。
Windowsの場合

Windowsの場合はシステム→サウンドから記載の箇所をチェックしましょう。入力は「Input(SSL)」、出力は「Output(SSL)」になっていればOKです。
Macの場合

オーディオインターフェースを接続後はシステム環境設定からサウンドを開きましょう。入力と出力をそれぞれSSL MKⅡになっていればOKです。
4.DAWのセットアップ
DAWによって設定が異なります。今回の記事ではLogicPro、GarageBand、StudioOne、Cubase、Ableton Live、FL Studioの設定のみ記載しています。
LogicProの場合

LogicProをお使いの場合は下記の手順で設定してください。
Logic→設定→オーディオから入力デバイスと出力デバイスを「Zoom Audio Device」に変更してください。自身で曲作りをする場合はSSL2 MKⅡに変更する必要があります。設定後は必ず「適用」を押しましょう。
尚、AppleシリコンのMacをお使い方でZoom Audio Deviceが出てこない場合はAppleシリコン用のZoomをインストールする必要があります。
GarageBandの場合

GarageBandをお使いの場合は下記の手順で設定してください。
GarageBand→設定→オーディオ/MIDIから入力デバイスと出力デバイスを「Zoom Audio Device」に変更してください。自身で曲作りをする場合はSSL MKⅡに変更する必要があります。
尚、AppleシリコンのMacをお使い方でZoom Audio Deviceが出てこない場合はAppleシリコン用のZoomをインストールする必要があります。
StudioOneの場合

StudioOneをお使いの場合は下記の手順で設定してください。
- Windowsの場合:「StudioOne」→「オプション」→「オーディオ設定」→「オーディオデバイス」を「Windows Audio」に変更してください。
- Macの場合:StudioOne→環境設定→オーディオ設定→オーディオデバイス→再生デバイスとレコーディングデバイスを「Zoom Audio Device」に変更してください。自身で曲作りをする際はSSL MKⅡに変更する必要があります。尚、AppleシリコンのMacをお使い方でZoom Audio Deviceが出てこない場合はAppleシリコン用のZoomをインストールする必要があります。
設定後は必ず「OK」を押してください。
Cubaseの場合

Cubaseをお使いの場合は下記の手順で設定してください。
- Windowsの場合:「スタジオ」→「スタジオ設定」→「オーディオシステム」にあるASIOドライバーを「SSL ASIO Driver」に変更してください。
- Macの場合:「スタジオ」→「スタジオ設定」→「オーディオシステム」にあるASIOドライバーを「Zoom Audio Device」に変更してください。自身で曲作りをする際はSSL MKⅡに変更する必要があります。尚、AppleシリコンのMacをお使い方でZoom Audio Deviceが出てこない場合はAppleシリコン用のZoomをインストールする必要があります。
設定後は必ず「OK」を押してください。

Windowsの場合に限り、オーディオトラックの活用が必要です。まずはモノラルのオーディオトラックを起動してください。
トラックの起動後は画像内の3番「モニタリング」をオンにしてください。こちらのトラックを通った自身の声が講師に伝わります。
レッスンの際は毎回準備の上、ご参加ください。
Ableton Liveの場合

Ableton Liveをお使いの場合は下記の手順で設定してください。
- Windowsの場合:オプション→環境設定→Audio→ドライバタイプを「ASIO」に、オーディオデバイスは「SSL ASIO Driver」に変更してください。
- Macの場合:Live→設定→Audio→ドライバタイプを「CoreAudio」に、入出力をZoom Audio Deviceに変更してください。自身で曲作りをする際はSSL2 MKⅡに変更する必要があります。尚、AppleシリコンのMacをお使い方でZoom Audio Deviceが出てこない場合はAppleシリコン用のZoomをインストールする必要があります。

Windowsの場合に限り、オーディオトラックの活用が必要です。ご自身の声を講師に届ける為の設定を行います。
AbletonLiveのプロジェクトを起動すると、画像のようにオーディオトラックが立ち上がっていますので、画像緑枠を「Auto」に変更してください。こちらのトラックを通った自身の声が講師に伝わります。
レッスンの際は毎回準備の上、ご参加ください。
FL Studioの場合

FL Studioをお使いの場合は下記の手順で設定してください。
- Windowsの場合:Options→Audio Settings→Audio→Deviceを「SSL ASIO Driver」に変更してください。
- Macの場合:Options→Audio Settings→Audio→Deviceを「Zoom Audio Device」に変更してください。自身で曲作りをする際はSSL2 MKⅡに変更する必要があります。尚、AppleシリコンのMacをお使い方でZoom Audio Deviceが出てこない場合はAppleシリコン用のZoomをインストールする必要があります。

Windowsの場合に限り、オーディオトラックの活用が必要です。まずはミキサー内のオーディオトラックを確認します。
画像赤枠1を選択して、その後右側に表示されるインプットの選択欄にある「None」をクリック。こちらを「Input1-Input2」に変更してください。このトラックを通った自身の声が講師に伝わります。
レッスンの際は毎回準備の上、ご参加ください。
5.Zoomのセットアップ

次はZoomの確認です。アプリを起動してサインインを行なってください。画像赤枠の設定画面を開きます。
Windowsの場合

オーディオを開き、マイクは「Loopback L/R(SSL)」、スピーカーは「Output(SSL)」を選択してください。その後、同画面の中段にある「ミュージシャン用のオリジナルサウンド」にチェックを入れて、「高忠実度音楽モード」「エコー除去」「ステレオオーディオ」にもチェックを入れてください。
Macの場合

MacもWindowsと同様のセッティングを行います。オーディオ→マイクとスピーカーを「SSL2 MKⅡ」に変更してください。
同じく中段にある「ミュージシャン用のオリジナルサウンド」にチェックを入れて、「高忠実度音楽モード」「エコー除去」にチェックを入れてください。「ステレオオーディオ」へのチェックは不要です。
6.レッスン時に毎回お願いしたい点

レッスンの際はZoomアプリを起動し、サインインした状態でご参加ください。
講師のZoom Meetingに入室後は画面右上に表示される「オリジナルサウンド:オフ」を1度クリックして「オリジナルサウンド:オン」と表記されるようにセッティングをお願いします。このオリジナルサウンドを行う事でDAWの音声が講師に伝わります。
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