【子供/キッズ向け】DTMにおけるパソコンの推奨スペック
身近になったDTM
高額な機材を持っていないと楽曲制作が出来なかった時代は終わり、今では身近な機材でDTMや曲作りに挑戦する方が増えました。
お子さんの音楽教育や音楽に対する関わり方も様々で、プロを目指す方もいれば、高齢者になっても続けられる趣味にしたい!といった方まで多岐にわたります。お友達が作った映像に曲を書く!なんて方も多く目にするようになりました。
プロの作曲家や環境がないとマネタイズしにくかった曲作りも、今では収益化に成功してるクリエイターを多く目にします。親御さんの世代は想像出来ないかもしれませんが、お子さんにはお子さんの時代が存在します。
音楽制作を本格的に行なっていく場合に関しては、年々予算が削られつつある曲作りの現場において、1人で様々な業務をこなせないと仕事に結びつかないかもしれません。少し先の未来を見越して機材や勉強内容を選定出来ると良いですね。
この記事はどんな人におすすめ?
- 子供にDTM用のパソコンを購入しようと考えている
- 今までタブレット等で曲を作っていたが限界を迎えた
- 自身の夢を子に託したい
- 音楽に限らず子供の可能性を広げたい
MacとWindowsではどちらが良い?
MacとWindowsではどちらが良いですか?という質問を頂きます。結論としては「どちらでも良い」と考えていますが、予算やどのような将来を考えているかによって異なる部分も出てくるでしょう。
Macのメリット
- スマートでカッコ良い
- 無料でクリエイティブなアプリケーションが豊富
- レコーディングスタジオや音楽制作の現場はMacである事が多く事前に慣れておける
Macのデメリット
- 金銭的コストが上がりがち
- 各ソフトウェアがOSに左右されるケースがある(DTM初心者はそこまで気にする必要はない)
Windowsのメリット
- 低コストでハイパフォーマンスのマシン構築が期待できる
- 知識が必要だが自身でマシンを組み上げられる
Windowsのデメリット
- 特に無し
将来を見越した必要なスペック
スペックは上を見るとキリがないですが、可能な限り上げると楽曲制作におけるストレスが軽減されます。私自身も低スペックのPCを使用して曲作りをした経験がありますが、自身のスキルが上がりトラック数が増えると共にマシンのパワー不足に悩まされていました。
今の子供達は得ている情報も多く音楽を消化する速度がはやいので、環境によって貴重な時間を無駄にしてしまうのはもったいないと感じます。
各DAWメーカーが発表してる推奨環境を元に、ベストなスペックのマシンを導入できると嬉しいです。
推奨スペック
/ | 中長期的に子供が熱中しそう! | まずは気軽に挑戦させたい! |
CPU | Apple M1以降のプロセッサまたはIntel Core i5以上のプロセッサ | Apple M1以降のプロセッサまたはIntel Core i5以上のプロセッサ |
メモリ | 16GB以上を推奨 | 8GB |
HDD(SSD) | 合計1TB以上を推奨(直近で1TB使い切る可能性は低い) | 500GB |
2023年5月時点でAMDのプロセッサはハードウェアとのトラブルを耳にします。徐々に修正される可能性が高いですが、現時点ではIntel製のプロセッサがおすすめです。各DAW(曲作りのソフト)の推奨環境は異なりますが、Intel Core i5以上のプロセッサが指標になると思います。
音楽制作に限らず映像制作やゲームをするキッズも増えました。色々な意見があると思いますが、スペックを上げる事はお子さんの可能性の幅を広げると私は考えています。
メモリは16GBを推奨していますが、Macの場合は8GBから16GBにするとコストが上がります。Macの場合は増設するのが難しいので、最初からスペックを上げる事を推奨していますが、8GBでも十分遊べると思います。個人差のある注意点ですが、楽曲やジャンル、今後導入する可能性のあるソフトウェアを使用する事によりスペック不足に陥る可能性もあります。この点はご理解頂いた上で導入願います。
各DAWの推奨スペックに関して(2023年5月現在)
/ | 詳細 |
LogicPro | MacOS 12.3以降 最小構成のインストールには6GBのストレージ空き容量、サウンドライブラリ全体のインストールには72GBのストレージ空き容量 Apple LogicProの推奨スペックに関する最新の詳細はこちら! |
StudioOne | <Mac> macOS® 10.14以降(64-bit) Intel® Core™ i3プロセッサー以上またはAppleシリコン(M1/M2チップ) <Windows> Windows® 10以降(64-bit) Intel Core i3またはAMD® A10プロセッサー以上 <Mac/Windows共通> 4GB RAM(8GB以上推奨) インターネット接続(インストールとアクティベーションに必要) 40 GBハードドライブ・スペース 1366 x 768解像度以上のディスプレイ(高DPI推奨) (High DPIディスプレイを推奨)タッチ操作にはマルチタッチに対応したディスプレイが必要 PreSonus StudioOneの推奨スペックに関する最新の詳細はこちら! |
Cubase | 各グレードに記載の詳細を照会 Steinbergの推奨スペックに関する最新の詳細はこちら! |
ProTools | <Mac> – macOS Catalina 10.15.7 – Ventura 13.2.1 – M2, M1 および Intel Dual Core (i5 または、それより速いモデルを推奨) サポートされるコンピュータ・モデルとオペレーティング・システムの詳細はこちらをご参照ください。 * Mojave はテストされていませんが、正常動作が期待できます。 <Windows> – Windows 10, 11 (22H2) – 64-bit Intel Core Processor (i3 2GHz または、それより速いモデルを推奨) サポートされるコンピュータ・モデルとオペレーティング・システムの詳細はこちらをご参照ください。 <Mac/Windows共通> – 8GB RAM – インターネット接続 (インストールとアクティベーションの際に必要)。 – インストールに15GBのディスク空き容量が必要。 – オーディオの再生録音専用に、1つまたは複数のハードドライブが必要です。Macの場合にはMac OS拡張(ジャーナリング)で、Windowsの場合にはNTFSでフォーマットされている必要があります。ハードディスクのタイプとファーマットに関する詳細はこちらをご参照ください。 – HDXまたはHD Nativeカードを使用する場合にはPCIeスロット(マザーボードに1つの電源供給コネクターが必要)。 – サポートされるPCIeシャーシやHD Native Thunderboltを使用するためにはThunderboltポートが必要。その他のサポートされるCore Audio/ASIO互換オーディオ・デバイスの接続にUSBポートが必要。 – iLok アカウント/アクセス(iLok 2, iLok 3 (USB A または USB C), あるいは iLok Cloud Avid ProToolsの推奨スペックに関する最新の詳細はこちら! |
Ableton Live | <Mac> macOS 10.13 “High Sierra” ~ macOS 13 “ Ventura” Intel® Core™ i5プロセッサー Appleシリコン 8GB RAM ディスプレイ解像度:1280 × 800 Core Audio準拠のオーディオインターフェースを推奨 システムドライブの空き容量:約3 GB(基本インストールに必要|8 GBの空きディスク容量推奨) 追加可能なサウンドコンテンツのインストールを行う場合のシステムドライブの空き容量:最大76 GB <Windows> Windows 10(Build 1909以降)/Windows 11 Intel® Core™ i5プロセッサー/AMDマルチコア・プロセッサー 8GB RAM ディスプレイ解像度:1366 × 768 ASIO互換オーディオハードウェア(Link使用時に必要|最適なオーディオパフォーマンスの実現に推奨) システムドライブの空き容量:約3 GB(基本インストールに必要|8 GBの空きディスク容量推奨) 追加可能なサウンドコンテンツのインストールを行う場合のシステムドライブの空き容量:最大76 GB AbletonLiveの推奨スペックに関する最新の詳細はこちら! |
DAWによって推奨環境が異なりますので注意してください。
何かと備品が必要なDTM
残念ながらDTMは何かと備品を用意する必要があります。
PCとDAWソフトのみで取り掛かる方もいらっしゃいますが、その他の機材があると音楽制作の幅が広がるでしょう。ゆっくり揃えていく形でも良いでしょう!
導入すると幅が広がる機材
/ | 使用用途 |
オーディオインターフェース | ヘッドホンやスピーカー、マイク等を接続します。オーディオインターフェースを経由したサウンドは多くの音を聞き分ける為のツールになります。同時にマイクを接続してレコーディングする際は必須になります。 |
MIDIキーボード | マウスでも可能ですが、MIDIデータを入力する際に必要です。 |
ヘッドホン | 音を確認する為に使用します。 |
モニタースピーカー(外付けまたはPC内蔵のスピーカーでも) | 音を確認する為に使用します。 |
コンデンサーマイクまたはダイナミックマイク | 歌や打楽器、アコースティックギター等の音を収録する際に使用します。 |
ケーブルやスタンド関係 | マイクやスピーカーを接続する際に使用します。 |
DTM・打ち込みで必要な機材のまとめ記事
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お子さんがどのくらい熱中しそうなのかにもよりますが、最近のPCは比較的スペックが良いマシンが多いので、ご案内した基準を参考に検討頂けると嬉しいです。
年齢によっては高額な買い物かもしれませんが、結果的にデジタルコミュニケーション能力の向上に繋がると良いですね。
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