
【Zoom】DAWの音声を参加者に共有する方法
本日はDAWの音声をZoomミーティングの参加者に共有する方法について解説します。この設定を行う事により、DAWを音声を自身のオーディオインターフェースでも聞きながら、Zoomミーティングの参加者にリアルタイムで共有する事が可能です。
Zoomは音楽関係やミュージシャンに向けても展開している印象があるので、今後の業界発展を祈りながら情報をシェアしたいと思います。同業者の方も良ければ参考にしてください。
尚、全ての作業は自己責任の元に行ってください。
共有方法
今回は一般的な共有方法を解説します。DTMで使用する機材を所有しているのが前提の話になりますのでご注意ください。
共有に向けた手順
- DAWの入出力を「Zoom Audio Device」に変更する
- Zoomの入出力はオーディオインターフェースにする
- オリジナルサウンドを稼働させる
- Zoomミーティング内の中央下に表示される「画面共有」を押す
- 画面左下に表示される「サウンドの共有」にチェックを入れる
- Zoomミーティング内の画面左上に表示される「オリジナルサウンド:オン」にする
手順①:DAWの入出力を「Zoom Audio Device」に変更する

まずDAWを起動してオーディオインターフェース等のオーディオデバイスを変更できる、「環境設定」にアクセスしましょう!名称はDAWによって異なりますので注意してください。
起動後はDAWの入出力を「Zoom Audio Device」に変更してください。
表示されない場合は後述の「手順④」と「手順⑤」の「画面共有」と「サウンドの共有」を1度行うと、DAWのオーディオデバイス選択欄に「Zoom Audio Device」が表示されます。
よほど古いマシンやOSで無い限り、再起動等を行う事によって表示されるでしょう。
手順②:Zoomの入出力はオーディオインターフェースにする

次にZoomの設定を見てみましょう。設定内の「オーディオ」を開くと「マイク」と「スピーカー」及び入出力が選択できます。こちらは自身のオーディオインターフェースが最適です。
Windows PCで内蔵マイクやスピーカーをお使いの場合は、マシンの個体差や環境に個人差があるので注意が必要です。
手順③:オリジナルサウンドを稼働させる

オーディオのタブをクリックして、「ミュージシャン用のオリジナルサウンド」にチェックを入れましょう!
その後下に表示される「高忠実度音楽モード」と「エコー除去」にチェックを入れてください。
マシンの動作が重くなった場合は「高忠実度音楽モード」をオフにした方が良いケースもあります。
手順④:Zoomミーティング内の中央下に表示される「画面共有」を押す

Zoomミーティングに入室すると、画面中央下に「画面共有」が現れます。
手順⑤:画面左下に表示される「サウンドの共有」にチェックを入れる

「画面共有」をクリックすると、どの画面を共有するか問われます。この際に画面左下に表示される「サウンドの共有」または「音声の共有」にチェックを入れましょう。共有する画面は「Desktop1」または「画面」が適切です。
音声は「画面共有」とセットで共有するスタンスになります。
手順⑥:Zoomミーティング内の画面左上に表示される「オリジナルサウンド:オン」にする

最後にZoomミーティング内の画面左上にある「ミュージシャン用のオリジナルサウンド:オフ」になっている箇所を「オン」と表記されるようにしましょう。この設定でノイズ除去及びリミッターが解除されます。
音声の共有を行う際の注意点
上記の設定を行った際の注意点を記載します。
主な注意点
- DAWの入出力を「Zoom Audio Device」に変更した場合、Zoomの「画面共有」と「サウンドを共有」を行わないとオーディオインターフェースから音が聞こえない
- Zoomのオリジナルサウンドサウンドを活用しないと、DAWの音声はノイズ除去及びリミッターに感知されてしまう
- オリジナルサウンドをオンにすると部屋の雑音も拾うようになる
- オーディオインターフェースによってはDAWの音声を共有出来ない可能性がある
- CUBASEは現在音声の共有が行えない
それでは良いDTMライフをお過ごしください。


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