【シン・エヴァンゲリオン劇場版:||はなぜ売れているのか】

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ーーーーー平成が、終わったーーーーー

そのファンの言葉を目にしたのはシン・エヴァンゲリオン劇場版:||公開初日の夜だった。

なぜだろうか、小さなスマホの画面に映ったそのたった8文字が私の目を離してくれなかった。

読み返す度にその言葉はとても重く感じ、そして私の心を幾度もどうしようもなくざわつかせた。

平成が、終わった?

もちろん今は令和3年、とうの昔に平成は終わり、新たな令和というこの時代を迎えている。

…だというのに、このエヴァという社会現象を起こした平成を代表するといっても過言ではないアニメ作品の、その続編を待望にしていた多くの人々にとって、このエヴァの続きを、そして結末を自ら観届けないことには、本当の意味で平成という時代を終えることができなかったのだ。

(画像は公式サイトより引用)

このたかがエヴァンゲリオンという、無数にある作品の中のたった1作品がついに全ての完結を迎える。それはエヴァの結末を心待ちにしていた彼らにとってはなによりも衝撃なニュースであっただろう。自らの中に存在している長い平成という時代に、本当の意味で決着を付けられる機会がようやく訪れたのだ。

さて、今回のコラムでは、エヴァのファンの言葉に衝撃を受けた筆者が、「平成が終わる」という、その大きな意味を持つ言葉をファンに言わせてしまうほどの作品、エヴァンゲリオンとは一体なんだろうか。ということを考察するコラムです。

先ず最初に、今回のコラムでは映画の内容に対する考察コラムではなく、その外縁について。作品を作る製作側や作品を支持するファンや、エヴァという作品が何故社会現象を起こすほど流行り、そして今もなお売れ続けている理由についての書いていきます。

今回のコラムは私がエヴァという作品を観て、ご紹介したいことを3つほど題材にします。

  1. 社会現象を起こした作品、エヴァンゲリオンとは?
  2. エヴァが今もなおファンを増やし、売れ続けている理由とは?
  3. 平成の終わりを告げるシン・エヴァンゲリオン劇場版:||

《社会現象を起こした作品、エヴァンゲリオンとは?》

(映画の公式バナー)

TVアニメ、エヴァンゲリオンが放送したのが1995年(平成7年)。当時はまだオタク文化がひっそりとしており、今ほど公にオタクという存在が受け入れられていない時代。インターネットすらまだ普及を始めたばかり、使用する人は限られていた時代。

当時のアニメのメインの視聴者層は限られ、それは特に学生を中心とした人たちでした。

当時のエヴァンゲリオンの作風は同時期の他の作品とは異彩を放っており、話題性に関しては郡を抜いていました。

それは学生たちにこのエヴァンゲリオンという作品を印象付けるには最高のインパクトでした。

特にエヴァという作品はありがちな戦闘描写がメインではなく、むしろ人間ドラマの方が本線であり。人間ドラマの内容もメインの視聴者である学生たちには、主人公の子供たちが、理不尽な大人に命令され、無理難題を強いられ、自分の心すらないがしろにされる。その展開が自らの気持ちや環境とシンクロし、考えることが多く、そうしてすぐに作品に引き込まれたのでしょう。

そう、ファンが作品にハマるのは造作もないことでした。

しかし、このエヴァンゲリオンという作品はアニメ作品としては考えられない、衝撃的な終わり方を迎えた。なんと限られた製作期間では、この大作の製作陣には制作期間が足らなかったのだ。

そのため物語はまさかの打ち切りのような終わりを迎えました。結果的に作品の結末について考察するファンが増え、インターネットで持論を展開するようになり、ファン同士交流も増えた。

これによりインターネットを使う人口も増えたというのだから驚きだ。つまり、エヴァンゲリオンという作品は真の終わりを迎えることなく、これだけのファンを抱えながら無理矢理終わりを迎えた作品なのだ。

誰もが期待したエヴァの結末は闇の中へと葬りさられてしまった。

またこの頃から世間ではどんどん増加するファンに対し、エヴァンゲリオンが関連した雑誌やCD、DVDなどのグッズやメディアが生産数が追い付かなくなっていたらしい。

なんと爆発的に客がお店に押し寄せ、そして日々売れ続けていたそうだ。

そう、これこそがエヴァンゲリオンが起こした社会現象の主たる出来事である。

《エヴァが今もなおファンを増やし、売れ続けている理由とは?》

四半世紀以上もこのエヴァンゲリオンという作品に魅力される人々が絶えないのは、他のアニメでは味わうことのできない、そこまでリアルに描いてしまうの?と疑問すら覚えてしまう、登場人物の極限の深層心理にまで寄り添った感情の描写、それがこのエヴァという作品を初めて観る人には「私は一体なにを観たのだろう…?」と感情と理解が追い付かなくなる不思議な衝撃と感覚を与えるのだろう。一度観ただけでは分からない、だから繰り返し何度も観て、ネットに無数にある誰かの考察を読み、そして自分なりに物語を理解し、納得する。

また、マニアックなファンにはエヴァという作品を紐解きたいため、ゲーム作品やマンガ、考察本やムック本などが売れつづけています。

未だに新規の本やグッズ、派生作品が出るエヴァンゲリオンの人気は当然海外にも広まり、その人気の進む先は若い世代をどんどん取り込み拡大しつづけています。

そうです、このエヴァンゲリオンという作品は内容を知れば知るほど、噛めば噛むほどやみつきになる作品なのです。また、エヴァンゲリオンという作品は製作スタッフと視聴者の二つで作り上げられるアニメ作品であるとすら言えます。製作スタッフが視聴者に謎を問い掛け、視聴者が何年もかけて考察をする。そして製作スタッフが長いときを経て回答する。そして答えに衝撃を受ける。そう、エヴァンゲリオンとはいつまでも終わることのないQ&Aなのだ。

これこそがエヴァという作社会現象すら起こした作品の他にはない醍醐味だ。だからエヴァにハマる人は絶えず、そして四半世紀という時間をかけて世界中にたくさんのファンを生み出しているのです。また少し余談ですが、都市伝説やミステリーのような単語や展開もこのエヴァンゲリオンという作品でら表現されているため、そういったミステリー好きのファンはエヴァを通してたくさんの都市伝説などの考察をネットに書き込んでいます。それが同じミステリー好き仲間にも電波し、そういった方向から入るエヴァファンも多いのです。

《平成の終わりを告げるシン・エヴァンゲリオン劇場版:||》

(完結編、制作決定当時のイメージ図)

エヴァンゲリオンがついに終わりを迎える。

それを聞いたとき私は耳を疑った。本当にエヴァンゲリオンは終われるのか?

完結編のタイトルは【 シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 】

タイトルが発表された当時、この題名からはどんな作品か想像して読み解くことが難しいと感じたのは私だけではなかったハズだ。

シン・○○というのはエヴァンゲリオンの庵野秀明監督の、ここ数年の作品でよく使われるタイトルだ。シン・○○の【シン】についてと名前の最後【 :|| 】のこの記号についての考察は後を絶えなかった。そしてなにより新劇場版シリーズの【ヱヴァンゲリヲン】という新表記ではなく、昔の【エヴァンゲリオン】という表記に戻っている。これが更にエヴァファンの憶測と考察を過剰なものにした。

さて、アニメ放映当時観ていたファンはもう大半がいま大人になっただろう、子供もでき、その子供もまたエヴァという作品のファンになることもあるだろう。

放映当時に中学生だったなら30代、高校生、大学生なら…40、50代であろうか。その彼らにとってエヴァンゲリオンという作品は青春のようなものであり、考察などに費やした時間はどれだけのものであっただろうか。

その己の半世とも呼べる作品がついに完結を迎える。

そう、エヴァが終わるのだ。

彼らにとってエヴァンゲリオンとは平成の象徴であり、青春であっただろう。

思春期に偶然出会い、そして観たもの一人一人が衝撃を受け、そして己だけの大切な何かを学んだ作品。

そしていま、大人になった自分が改めてエヴァンゲリオンとまた向き合う時が来た。

平成を代表した己の半分が終わるという卒業の意味を宿して。

そう、己の半分とはエヴァンゲリオンと共に生きた平成という時代だ。

だからこそエヴァのファンはシン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観て、

【平成が終わった。】と、

この8文字を感想としてつぶやいたのだろう。

このたった8文字に対して、私の心がどうしようもなくざわついたのはきっと、

たくさんの人々の長い年月を駆け続けた想いとどんな言葉でも言い表せない、やっと自分がエヴァという作品から解放された、昔問い掛けられたまま投げ捨てられたエヴァの本当の結末にやっと巡り会えたという安堵。

作中の言葉を借りるのであればついに【エヴァの呪縛】というものから解き放たれることができた。という、心の底からの感謝と涙が積もった言葉であったからなのだろう。

「思春期を終えて、これからは大人として胸を張って生きてください。」

きっとそれが長い年月を経て、エヴァという作品を通して庵野監督からファンへと送られたメッセージなのではないだろうか。

実際、筆者もテレビと映画を観て、思春期の終わりと大人の始まりを感じました。

ぜひコラムの読者のみなさんも一度、このエヴァンゲリオンという作品に触れてみてはいかがだろうか?

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