サムネイル

ギターの練習場所【定番の場所から意外なアイデアまで】

ギターの練習場所【定番の場所から意外なアイデアまで】

皆様こんにちは、講師の中川です。

今回は、楽器を始める前からずっとやっている人でさえ話題に上がる「練習をする場所」にお話します。

さて、楽器は沢山の種類があります。本記事ではギター(アコースティック)などをメインにお話ししていきますので、

ドラムやピアノの方は防音・防振について、また違った考え方をする必要があります。

はじめに

皆さんギターを練習する上で、最も心配なのが「音量」だと思います。

ある程度上達すると小さい音量でポロポロ爪弾く事が出来るものの、しっかり音量を出せるならば、それに越した事はないはずです。

お隣さんや家族に「うるさい!」と怒られてしまわない為や、集中して練習して上達する為にも、快適に練習できる環境を作る事は、非常に重要です。

まずは実際に使用される場所を箇条書きにしてみます

  1. 自宅
  2. カラオケ
  3. スタジオ
  4. 車の中
  5. 野外
  6. 市営の音楽施設
  7. 楽器店のスタジオ

それぞれのメリットとデメリットを含め説明していきます。

①自宅

やはり自宅で快適に練習出来れば最高だと思っている方が多いのでは無いでしょうか?

私も自宅での練習が捗るように、日々最新のアンプやエフェクターといった機材のチェックをしてまして・・・(これはモチベーションの上げ方)

話を戻しまして、自宅での音量対策は以下のようなものがあります

弱音器を付ける

弦に挟むタイプの弱音器です。

無論、完全に音が消えるわけでは無いので、ガシガシ弾いたらそこそこの音量は出ちゃいます。

私は中学生の時に布団を頭からかぶって消音していましたが、これを買った方が快適なのは保証いたします・・・笑

GRAND GUITAR / 弱音器

GRAND GUITAR ( グランドギター ) / 弱音器

サイレントギター

今や定番となったYAMAHAのサイレントギター。骨組みだけのギターみたいでクールですね!

ボディのサイドにイヤホンやヘッドホンを挿せるジャックがあり、自分の耳にはナチュラルなアコギの音が聞こえます。

周りからは弦を弾く音のみが聞こえている状態なので、お隣との壁が薄い部屋でなければ問題無しかと思います。

ちなみに音量や音色を変えて聞けるだけでなく、エコーやコーラスなどのエフェクトが使えますし、ライブではエレアコとしても使用できます!便利!

YAMAHA / SLG200S TBS サイレントギター

YAMAHA ( ヤマハ ) / SLG200S TBS サイレントギター

エレキギターで代用

昼間はアコギを使って、夕方以降はエレキで代用するという方法です。

細かいタッチやニュアンスはともかく、左手は運指とコード、右手はストロークやアルペジオを練習できます。

最近だと、アンプに繋いで練習曲を流しヘッドホンから自分のギターと一緒に聞けちゃうので便利ですね!セミアコなんかは、生音で弾いていても意外と音量出ますので、軽く爪弾くときにはちょうど良かったりします。

防音室を導入する

もうここまで来ると大掛かりな内容になってきます・・・でも防音室って以外と手軽に導入できます!新品だと高価な防音室も、中古が存在するのはご存知ですか?

一概には言えませんが、小さめの中古防音室+運搬(組み立て含む)なら50万〜60万くらいのお値段で設置できたりします。

以前自作ブースの記事をアップしましたが、DIYがお好きな方にはそちらもオススメです。

ギター以外にも、様々な楽器やDTMなどでも使用できるので、環境づくりの投資として防音室を導入することが出来れば、音楽をやる上では役に立つこと間違いなしです。

https://info.shimamura.co.jp/soundproof/

防音マンション

いっそのこと住む家を変えるという考え方も!

昨今では防音マンションの部屋数が増えてきているみたいですが、立地や間取りによっては非常に人気のため、入居自体が難しいこともあるようです。

その為、事前に登録して入居可能な物件の通知を受けられるサービスもあります。

https://www.musision.jp/

24時間、好きなタイミングで自由に音楽が出来る防音マンション、住んでみたいなぁ・・・

②カラオケ

平日の昼などにカラオケのフリータイムを使うことが出来れば、リーズナブルに練習出来ます。

ユニットやデュオでの軽い打ち合わせくらいなら、スタジオでやるより使い勝手が良い場合もありそうです。

管楽器の練習にカラオケを使っているという人もいて、ギターだけでなく気軽に運搬出来る楽器であれば、カラオケは店舗数が多く利用しやすいメリットがありますね。

最近では楽器の練習を応援してくれる機能もあり、ドリンクバーがあったり、休憩がてらに歌えるのは嬉しいポイントです!

ただし他の部屋からの音漏れが気になる方や、大きいスピーカー・ミキサー等の音響が欲しい方にはオススメ出来ませんので、集中した練習や本番を想定したリハーサルではスタジオがベターです。

ちなみにエレキギターの場合、アンシュミなどの入ったエフェクターからライン出力でマイクのインプットにシールドを挿せば意外と使えちゃいます!

https://www.joysound.com/web/s/joy/gakki

③リハーサルスタジオ

俗にいうスタジオです。
防音の部屋に、スピーカーやミキサーをはじめマイクやアンプなどの機材が設置された、まさに練習の為の施設です。

部屋によっては正面に鏡があり、自分のフォームやステージングを確認しながら練習出来ます。

基本的に予約制で、ネットや電話で問い合わせる必要があります。

バンド練習と個人練習の2種類の料金形態が用意されているスタジオがほとんどですが、システムや機材、部屋の広さなどは店舗によって様々ですので、確認しておきましょう!

特に個人練習だと、前日か当日にしか予約出来ないスタジオがほとんどだと思いますので、間違えてバンド練習で予約して料金が高くなった・・・なんてことのないようにご注意ください。

レンタル機材やミーティングできるロビーなどの便利なサービスは他の施設には無い強みです。

本番前のリハーサルは、スタジオで集中して練習できると嬉しいですね。

Studio Penta

http://www.studiopenta.net/

クラウドナインスタジオ

https://www.cloud-9-studio.com/

④車の中

こちらはお車を持っている方に限定されてしまいますが、移動式の防音室であるかのよう車内で楽器を練習するという手段もあります。

景色の良い場所を選んでみると、いつもよりエモーショナルな演奏が出来るかも!?笑

ただ車内の換気は必要ですので、窓を開けていると防音性能は下がりますし、職務質問や通報をされる恐れもありますのでご注意ください。

雨の日や虫が気になる場所以外は、目的地に着いたらそのまま降りて、迷惑にならない所を探して練習した方がスムーズかもしれませんね。

⑤野外

野外でギターを調整する男性

近所の公園、河川敷、高架下などが定番ですね。

夜の遅い時間でなければ気軽に練習しに行けますが、公共の場であることを忘れない事と、誰かに絡まれたりと行ったトラブルや、近隣の住宅への騒音に注意が必要です。

海の近くは住宅などが少なく景色も良いのですが、楽器にとって潮風はサビなどのダメージになる事が多く、あまりお勧めはできません。

昼下がりに近くに住宅がない場所を探し、お気に入りの練習場所にしてみてください。

外で開放感を味わいながら楽器を弾くのはとても気持ちがいいです!

⑥市営の音楽施設

これでピンと来なかったアナタ、実はお得な地域の施設があったりするんですよ!

市や区が運営している施設で、リハーサルスタジオほどの機材はありませんが、楽器を演奏する為の部屋があったりします。

しかも割と広めだったりしますので、何人かで合わせることも出来ますね。部屋の名前が「音楽室」だったりするので、スタジオという扱いじゃないパターンが多い気がします。

そしてお値段も非常に良心的なケースがほとんどです。

是非お住いの地域で探してみてください。

⑦楽器店のスタジオ

ネットで何でも買える時代ですので、楽器屋にあまり行かない方に朗報です。

スタジオが併設されている楽器店がいくつかありまして、楽器屋さんなので機材はもちろんですが、意外とレンタル料金が安かったりします。

そしてちょっと必要なものがあれば、すぐにお買い物ができるのも嬉しいですね。もし練習中に弦が切れても大丈夫!すぐ買えます!たとえストラップがちぎれようとも大丈夫!すぐ買えます!万が一シールドが断線しても大丈夫!すぐ買えます!

ギター回しを失敗してギターがぶっ壊れても大丈夫!すぐ買えます!(大丈夫じゃない)

一つデメリットとして、楽器店はスタジオ屋さんではありません。

店員さんを呼びたくても、全員忙しそうにしていて声をかけづらい・・・

直ぐに対応しきれない場合があります。普段からスタジオを使い慣れてない初心者の方は、あらかじめ予約時に機材の使い方などのサポートをお願いしておきましょう。

きっと快く丁寧に教えてくれるはずです。

最後に

以上、練習場所について書いてみました。

皆さんご自身の練習を楽しく快適にする為のヒントになれば嬉しいです。

それでは良い音楽生活をお過ごしください!

無料体験レッスン

関連記事一覧