自作ブースの作成工程を公開!レコーディングやテレワークにもオススメ!

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防音ブースを作るか?買うか?

テレワークと共に、音楽でしか使用用途のなかった防音室が現在人気だそうで、簡易的な物から大掛かりな商品まで注目を集めています。

今ではホームセンターに展示される程にもなった訳ですが、以前私が自作したボーカルブースについて、過程と感想を記載したいと思います。

まず大前提で、あくまで歌とアコースティックギターを録音する為に作成した物で、完全な防音ではなく「少し音漏れがあるが、近所迷惑にはならない」といった物ですので、今後自作を考えている方は、そういった点を踏まえて参考資料程度としてご覧ください。

今回自作したブースは、賃貸の住宅でも入れられる重量です。市販のブースでは良いサイズ感の物が無かったり、高額な物が多かったりと難しい一面もあるので、DIYや工作のお好きな方はトライして頂けると嬉しく思います。

経費と材料

用意した材料は下記です。

  1. スチールレール(壁外枠)
  2. 吸音材(壁/ロックウール)
  3. 吸音材(壁床/グラスウール)
  4. 遮音シート(壁/床)
  5. パレット(床)
  6. ベニヤ板(床)
  7. クッションマット(床)
  8. 強力両面テープ
  9. 強力マジックテープ
  10. ビスや金具各種

ロックウール
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以前購入したロックウールが無くなってしまったので、比較的近い製品(ほぼ一緒)を掲載します。

たまに個人スタジオ等に直張りされているのを見かけますが、ロックウールだったんだなと、この時思いました。MGボードと表記する事があります。

グラスウール(黄色)
グラスウールボード 吸音・遮音補強・断熱材 密度32K(GW32) [厚さ25×605×910mm] (1ケース/20枚入) 旭ファイバーグラス製 グラスウール/グラスロンウール
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本来ロックウールのみで2枚重ねする予定でしたが、グラスウールを併用しコスト削減に成功。ロックウールと重ねて5cmになるように、それぞれ25mmを購入。

ただこのグラスウールは直接手で触ると、手や腕が痒くなったので、アレルギー体質の方は注意が必要です。

遮音シート
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遮音シートは工事現場や、新築の家を立てている所で見た事がある気がします。

本当にこんなんで遮音するのか….と思いますが、商品自体はかなりの重量で、ハイ鳴りを制御してくれている印象がありました。

残念ながらスチールレールが見当たらず、ご紹介できませんでしたが、材料は大きな加工もせずにそのまま使ったので、この外枠をしっかり作成できればほぼ完成といっていいでしょう。

材料費と経費は合計で12〜13万円程でした。ただこちらは後述お話しする、ホームセンターを間借りした際の場所代や、加工した材料をホームセンターから自宅まで送る為の、配送料等も含めた金額ですので、材料費のみでしたら、もう少し安く抑えられるかと思います。

ビスが意外と高くついたので注意が必要です。少し検討する予知のある材料でもあるかもしれません。

加工後はレンタカーで大きい車を借りて運びました。意外と大変でした、、、、、引っ越しみたい、、、、

材料費、経費一覧
品名個数単価金額
スチールレール(枠)20,000-
ロックウール(吸音材/壁/天井)122,000-22,000-
グラスウール(吸音材/壁/天井/床)17,920-7,920-
遮音シート(壁/天井/床)25,800-11,600-
パレット(床)16,000-6,000-
ベニヤ板(床)22,000-4,000-
クッションマット(床)12400-4,800-
強力両面テープ21,200-2,400-
強力マジックテープ21,900-3,800-
ビスや金具各種12,000-
配送料6,000-
レンタカー代(ガソリン代込み)113,800-13,800-
ホームセンター使用料(工賃込み)8,500-
その他、交通費や細々した物+α?
合計約 ¥122,820-?

制作過程

図面

(図面制作:Hiroharu)

こちらは実際に制作したブースの図面です。

簡単にお伝えすると、コの字型のスチール材枠に吸音材と遮音シート挟んだ物を合体させて、厚みのある床に乗せただけです。壁はそれぞれマジックテープでくっ付けて、取り外せるようにしました。

ブース内で寝転んで天井を見た場合

床は約1.2畳、壁や天井である上物は約0.8畳です。

アコギを録るには少し狭く、ボーカル録りには丁度いいなという感覚です。

畳サイズで記載しましたが、上記のサイズより少し大きい印象でした。

最初は木枠にしようとも試みましたが、湿気で変形してしまうのを恐れ、スチール材で進めました。

穴をあけるのにかなり苦戦しましたので、木材を使って作成した方が軽くて楽かもしれません。

ライトはマグネットで取り付け可能なライトを所有していたので、そちらを使用。

換気扇は取り付けられそうになかったので、今回は見送りました。エアコンもないので夏場は地獄でした。

枠の作成

1本2m程のスチールレールでしたが、都内の寛大なホームセンターに持ち込んでカットしてもらいました。1カット200円とかだったと思います。

1日間借りして、色々作業をしました。本当にありがたかったです。

ホームセンターで工具を借りて可能な時間まで穴あけ等をし、残りは自宅での作業。実際これが1番大変だった記憶があります。と言うもの、スチールレールに穴をあけるのに苦労しました。業務用のドリルがあればよかったのですが、一般家庭用では少し厳しいかも??

この作業をした際に「木でやればよかった」と本気で思いました…..

画像を何も残してないので、この作業は本当にシンドかったのでしょう(笑

重量感のある床

各パーツについてご説明します。

まず床は工場等にあるイメージのパレットを使用しました。

パレットの隙間にグラスウールを詰め込み、表面はペニヤ板とクッションマットを貼り付けて完成。

とても重い床ができました。

知人のシンガーから聞いた話ですが、マンション等での騒音問題で多いのは上下での話だそうです。

もちろん左右隣の騒音問題もあるかと思いますが、歌で上下からのクレームが多いというのは、私も何度か耳にした事があります。もちろん部屋の構造にもよるかと思いますが、今回は可能な限り床に厚みをもたせました。

壁と天井の制作

天井や壁は非常にシンプルで、スチール以外は上記3つです。

ロックウールとグラスウール、遮音シートになります。防音は吸音と遮音のセットを何度も繰り返して防音になるのですが、今回は1セットで吸音します。

ロックウールはグラスウールより吸音してくれますが、値がはるので2種類のウールを重ねて使用しました。グラスウールは余るので、床で使用します。

こんな感じにして、遮音シートを折り込み、スチールレールで挟むだけです。

組み立て

終盤の組み立てです。

各スチールレールをL字でビス留め。ドアの金具も取り付けて、段々とブースの形をしてきました。

仮組みしたら両面テープを縦に切り、レールとレールの境目ごとに貼っていき、両面テープをくっ付ければ完成!!

ここまでお話ししてなんですが、ブースは未来あるシンガーソングライターの女の子にあげてしまったので、画像はもうほぼありません笑

僕の最後の記憶だと、物置になってました(笑

プレゼントした子もお母さんも喜んでいたので、機能の満足度も高かったのではないでしょうか?

気付いたら物置になっていました

防音機能について

みなさんの気になる音についてですが、話し声程度であれば、何言ってるのか分からない程度まで小さくなります。ブースの中にいる人によっては全然声が聞こえなくなるかもしれません。

ただ歌声とギターは少し漏れます。ですが夜中にブースに入って歌っても、近所迷惑にはならないくらいまで軽減されるかと思います。(自己責任で歌ってください)

数値を掲載できなくて申し訳ないですが、合計5cmのウールと遮音材でここまで音が遮断されるのか!と驚きましたが、やはり自分で作るとなると大変ですね。

夏場は暑くて地獄だと思いますが、機材を揃えれば自宅で歌のレコーディングやアフレコも行えますし、テレワークの作業部屋としても、良いのではないでしょうか?

最近は配信ライブ等されている方も多いので、やはり音楽活動をしてる方にはマッチすると思います!

まとめ

以上が自作ボーカルブースについてです。

購入する物より安価になる分、メリット/デメリットあるかと思いますが、用途に合わせてアイディアを重ねていけば、より良いブースになるのではないでしょうか?

今回は私は12〜13万程で作成しましたが、予算をもう少しあげれば、木枠で空調等も取り付けられるブースが出来たかもな!なんて思う事もあるので、既存の防音室やブースを参考にしつつ、用途に合うオリジナリティ溢れるブースを作れれば、更に音楽活動や在宅ワークの味方になってくれる事でしょう。

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