ボイトレにおすすめの練習法はあるの? 現役講師が教える「歌で大切な4つの基礎」を解説!

ボイストレーニング

はじめに

大友マサノリ

皆さんこんにちは、Next Lead Music School ボーカルコース/DTMコース講師の大友マサノリです。

今回は「ボイストレーニングの基礎」についてお話します。とは言ってもボイストレーニング (以下ボイトレ)自体が歌をうたう事の基礎になりますので、数あるトレーニングメニューの中から抜粋し、特に 重要だと思う4項目に絞ってお話ししていこうかと思います。

もし自宅でもボイトレをしたい! と思っても、レッスンを受けるにしても、まずはこれからご紹介する「4つのキーポイント」を押さえることが大前提になります。

ボイトレで意識しておきたい「4つのキーポイント」

歌を歌う少年

まず大前提として、ボイトレは”通うだけで”歌がうまくなるわけではないという事は知っておいてください。

ジムに通う感覚と同じです。例えば毎週金曜日の16:00にジムに通ってパーソナルトレーナーのもとで1時間の筋 トレと1時間のスイム。これでムキムキになるでしょうか。

「健康的になる」程度ではないでしょうか(目標にも よりますが)。

そうです、この金曜日以外が最も重要なのです。 ボイトレも結局は自主トレがメインになりますが、その人に合った正しいボイトレ(の進み具合)を的確にアドバイスしてくれる人を付ける、という事がボイトレに通う意義だとご理解いただいた上で次に進みます。

「発音」「音程」「響き」「呼吸」

これが私の考える「歌で重要な4つのキーポイント」です。

歌がうまい=カラオケの点数でも出てくるような「高音が出る」や「ビブラートが奇麗」「フェイクがうまい」「パワー感のある声量」等、テクニック方面に目が行きがち。

しかし高音やビブラート、フェイクなどはすべて、「4つのキーポイント」を身につけたうえではじめて成り立つのです。

ボイトレでも、歌で大事な4つのキーポイント、「発音」「音程」「響き」「呼吸」を意識して行うことが大前提、すなわち基礎の基礎となります。

それでは、歌で重要な4項目を一つひとつ見ていきましょう。

1.発音

ご存知の通り言葉とは母音と子音の組み合わせで成り立っています。母音はつまり「あいうえお」。特に日本語は必ず母音で終わる言語ですので日本人としては理解を深めたいところです。子音は、アタックの強い「かきくけこ」や「たちつてと」「ばびぶべぼ」などの濁音系。歯擦音と呼ばれる「さしすせそ」など色々あります。


これらは表現力に大きく関わってくるところです。強調の仕方を身につけると力まなくても聞こえやすい歌になったり、レコーディングの際にミックスがしやすくなったり、メリットがたくさんあります。


滑舌のトレーニングと平行して、口角を上げるトレーニングをすることで音色が明るくなりますし音程も取りやすくなります。また表情筋を柔らかくするトレーニングも行いましょう。

このコロナ禍でマスク生活の中、表情筋が衰えがちになっていますので、特に女子は表情筋を鍛えて、美を保ちましょう。


2.音程(ピッチ)2.音程

現代の音楽は一般に「12音階」が使われています。

ド〜シまでの12個の音の事です。ボイトレでは基本的にこ の12音階に則って音程トレーニングをしていくことになります。

ピアノの鍵盤をイメージしてください。ドとレ の間には黒鍵のド#がありますね。

しかし実はこのドとド#の間にも無限に音が存在するのです。白と黒の間のグ レーにライトグレーやダークグレーがあるのと同じです。

プロの耳にはちょっとだけ低いドとかちょっとだけ高 いレとかが気持ち悪く聞こえてしまうものなのです。「音階」とは読んで字のごとく「音」の「階段」です。

この階段を踏み外す事のないようにトントントンッと軽快に昇り降りできるようにトレーニングしましょう。

3.響き


ギターやバイオリンにボディがあるように、グランドピアノにフタ(屋根)があるように、人間の声も豊かな「響き」を作る事が可能です。

喉の奥にある「声帯」という器官で声を作り出し、口の中で響きを作ります。更に頭蓋骨や鼻腔などの「共鳴腔」に共鳴させることで、力ずくではない大きな音量を確保しつつ響かせる事ができるようになります。

実際のボイトレではハミングなどで声を出しながら共鳴している感覚を少しずつ掴んで行
くことになるでしょう。

4.呼吸(ブレス)

いよいよ来ましたブレスです。持論ではありますが「ブレスを制する者、歌を制する」と言っても過言ではな いほど歌にとって大事な項目になります。

おそらくどこのボイトレに通ってもほぼ100%ブレスのトレーニングは やる事になるでしょう。そしてほぼ全員のトレーナーが「腹式呼吸」を強要してくると思います(笑)

実際歌う時に必ず腹式呼吸で歌えというわけではありませんが、確かに腹式呼吸を身につける事にはメリットし かありません。

これにプラスして、私が大事だと思っているのは「速いブレス」そして「大量なブレス」この2 点をしつこいくらい練習することです。 正しいブレスを身につけると、リズム、グルーヴ感、ニュアンス、ピッチ、圧、パワー感、余裕感、などなど歌う時に必要な要素を最大限使う事ができるようになります。


ブレスの練習は音を出しませんので、極論いつどこでもできます。自宅でも、お風呂の中でも、自転車漕ぎながらでも。電車の中とかはやめた方がいいと思いますが。。。

覚えたからもういいって事は永遠にありませんので、クセのようにトレーニングする事をオススメします。

まとめ

歌を歌う少女


簡単ではありますが、私が考えるボイトレの基礎4項目でした。 と、ここまで熱弁しといてなんですが、「歌がうまくなりたい」という強い気持ちをお持ちの皆様には忘れて欲 しくない事があります。

それは月並みではありますが「うたう事を楽しむ」事です。 知識を増やしてばかりで頭でっかちにうたうのでは聴く人の心を動かす事はできません。

あなたが「うたうことの意味」を明確にした上でボイトレに取り組んで頂きたいと思います。

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