ボーカリストや声優必見!花粉症やアレルギー性鼻炎に悩む人にオススメの舌下免疫療法!
舌下免疫療法(SLIT、アレルゲン免疫療法、減感作療法)
カウンセリングや体験レッスンを行なっていると、花粉症やアレルギー性鼻炎に悩む方と出会います。
ボーカリストや声優、アナウンサーの方は死活問題です。
今回は巷で話題の「舌下免疫療法」についてお話しします。近くのアレルギー科等で取り扱いがありましたら、是非検討してみてください!
舌下免疫療法とは?
アレルギーの治療法のひとつで、原因となる物質(アレルゲン、抗原)を体内に少しずつ取り入れ、体を徐々にアレルゲンに慣らしていって抗体をつくる「アレルゲン免疫療法(減感作療法)」というのが存在します。
今回の「舌下免疫療法(SLIT)」は、アレルゲンが配合された治療薬を「舌の下」にしばらく含んでから飲み込んで、毎日少しずつ免疫を構築するアレルゲン免疫療法の一種です。
優れている点と注意点は?
《優れている点》
- 免疫をつくる治療法ですので、根源的な治療が期待できます。
《注意すべき点》
- 個人差がありそうですが、治療には3年~5年、毎日治療薬を飲み続けないけないという事が考えられます。
- 重大な副作用が生じる可能性を否定できません。
舌下免疫療法を受けられない方、並びに注意が必要な方
下記に当てはまる方は、舌下免疫療法を受けられない、または注意が必要になります。必ず専門医に相談してください。
《受けられない方》
- 対象のアレルギー(スギ花粉症、ダニ、ハウスダスト)ではない方
- 重い気管支喘息の方
- 悪性腫瘍(がん)や免疫系の病気がある方
《注意が必要な方》
- アレルゲンを使った治療や検査によってアレルギー症状をおこしたことがある方
- 気管支喘息の方
- 65歳以上の方
- 妊婦の方、授乳中の方
- 抜歯後や口の中の術後、または口の中に傷や炎症などがある方
- 重症の心疾患、肺疾患及び高血圧症がある方
- 他に服用中のおくすりがある方
- 全身性ステロイド薬の投与を受けている方
- 対象以外のアレルゲンに対しても反応性が高い方
副作用について
主な副作用
シオノギ製薬によると、下記のような症状が出て、おさまらない場合はただちに受診が必要です。
副作用の予兆
- 皮膚のかゆみ、じんま疹、紅斑・皮膚の発赤等
- 胃痛、吐き気、嘔吐、下痢等
- 視覚の異常、視野が狭くなる等
- 咳、声のかすれ、鼻がつまる、くしゃみ、のどのかゆみ、胸のしめつけ感、息苦しさ、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)等
- 脈が速くなる、不整脈、血圧が下がる等
- 不安、恐怖感、意識がぼんやりする等
緊急性の高いアレルギー症状
循環器の症状:脈が速くなる、不整脈、血圧が下がる
呼吸器の症状:咳、声のかすれ、鼻がつまる、くしゃみ、のどのかゆみ、胸のしめつけ感、息苦しさ、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音)、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になる)
消化器の症状:胃痛、吐き気、嘔吐、下痢
その他の症状:意識がぼんやりする
このように重篤な副作用(アナフィラキシー、アナフィラキシーショック)が発生する可能性は否定できないとされています。
パフォーマンスの向上
ミュージシャンやボーカリスト、声優も沢山のタスクをこなす事が増えました。
花粉症やアレルギーの症状がでるとパフォーマンスに大きく影響します。
中長期的な治療として注目を浴びている「舌下免疫療法」ですが、今後は沢山のパフォーマーに寄り添う治療として広まっていくと嬉しいと感じます。
参考資料
効果やリスク、具体的な治療イメージなど、ご自身でよく調べておくことを強くおすすめします。下記のサイトに有効な情報がありますので、ぜひご覧ください。
鳥居薬品株式会社
シオノギ製薬
一般社団法人日本アレルギー協会
https://www.jsa-pr.jp/sp/html/sickness/sickness12.html
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