「Waves」サブスク化決定!導入に悩むDTMerの選択は?

変化を遂げる「Waves Creative Access」

DTMerならご存知の方も多い「Waves Audio」(以下:Waves)が「Waves Creative Access」というサブスプリクションサービスを発表しました。セット販売は高額な時代もありましたが、競合他社と差別化がしにくい現代において、「サブスク化」は企業進化の1つだと考えられます。

本日は新規でWavesのサブスプリクションサービスへの加入を検討されている方に向けた記事になります。主にDTM初心者の方が多いと思いますが是非参考にしてください!

導入する価値のある人はこんな人!

まず下記のような方には、Wavesのサブスクサービスを導入する価値が高いと考えています。

  1. DAW内蔵以外のプラグインエフェクトを導入したい
  2. 短期的に様々なプラグインエフェクトを試してみたい
  3. 「Waves」を愛用しているスタジオとデータのやりとりが多い

詳しく見ていきましょう!

こんな人におすすめ①:DAW内蔵以外のプラグインエフェクトを導入したい

iZotope」や「Soundtoys」、「Softube」等、沢山のプラグインエフェクトが存在していて、どれを買えば良いのか悩んでしまうのは頷けます。

どのプラグインエフェクトを導入しても、「勉強」という点において結果的に全て正解に感じます。

私自身も初めて購入したプラグインエフェクトはwavesでした。

こんな人におすすめ②:短期的に様々なプラグインエフェクトを試してみたい

Wavesには個性的かつ限定的な使用方法で活躍してくれるプラグインエフェクトが多く存在します。まだ扱ったことのない方にとってサブスクはありがたいサービスですね。短期的に様々なプラグインエフェクトを自身の楽曲プロジェクトで活用できます!

「Waves Creative Access」を利用する事によって、他社のプラグインエフェクトを使用した際にも免疫がついている可能性も期待できるでしょう。

一例ではありますが、私が愛用しているWavesのプラグインエフェクトをピックアップしました!良ければ参考にしてください!

こんな人におすすめ③:「Waves」と愛用しているスタジオとデータのやりとりが多い

主にプロや他者と音楽制作を行っている方に向けた内容になりますが、主にWavesを中心に扱っているスタジオとデータのやりとりがある場合は、サブスクを導入した方が良いケースがあります。現場をスムーズに回すという点においては必要不可欠にも感じます。

もちろんWaves以外のプラグインを使用しているケースも多いので、スタジオのエンジニアに確認しましょう!

取り扱いプランとプライス

2023年3月30日時点でWavesは220種類のプラグインを取り扱っています。

今回発表のWaves Creative Accessでは2つのプランを取り扱っており、全てのプラグインを使用できる「Waves Ultimate」と約半数の「Waves Essential」が存在します。

Waves UltimateWaves Essential
¥3,630/1ヶ月(30日)¥2,200/1ヶ月(30日)
¥10,890/3ヶ月(90日)¥6,600/3ヶ月(90日)
¥21,780/6ヶ月(180日)¥13,200/6ヶ月(180日)
¥36,300/1年間(365日)¥22,000/1年間(365日)
今後価格に変動がある可能性が有ります

上記の金額は既にWavesの製品を所有している場合も同様の金額になります。もちろん既に所有しているライセンスに関しては永続的に使用できる方向なので安心してください。

サブスクで一通り試してみてから、セット販売や単品の永続ライセンスの製品を購入を検討してみるのも良いでしょう。

※今回の発表で全ての販売方法を「サブスクリプション」に統一予定でしたが、日本時間2023年3月30日に「永続ライセンス」の販売を復活する発表がありました。今後変更も可能性も考えられますが要チェックです!(Waves Audio本国の発表ページはこちら!)

StudioVerse

今回の「Waves Creative Access」の発表は、ミックスアシスタントツール「StudioVerse」に向けた導線の1つなのではないか?と感じました。

「StudioVerse」は簡潔に言うと、自身の楽曲やスタイルに合う「Waves」のプラグインエフェクトの設定をAIが提案してくれる機能に合わせ、設定のシェアコミュニティの機能を兼ね備えています。

MIXは機械化して、トラックメイクや作詞にリソースを割きましょう!といった「Waves」からの提案にも感じます。

オンラインのDTM教室を運営していると、音楽経験は少ないがDTMに挑戦しようとお考えの方は年々増加傾向にあります。同時にこういったAIを駆使したサービスが増えていく事は必然であると考えられます。

「サブスク」というのに目が引かれがちですが、今後「StudioVerse」を使用していくにあたり、サブスクへの加入依存度が高まると感じました。本サービスはどれだけの初心者に寄り添えるのか?または作業の時短に繋がるか?がポイントだと思います。今後も「Waves」の動向に注目しましょう!

関連情報

Waves Creative Accessのページはこちら

StudioVerseのページはこちら

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