アコギを入れて楽曲のクオリティアップ!DTM講師選別のアコースティックギター音源!
効率的で効果的なアコースティックギター音源
本日はDTMで使用頻度の高い「アコースティックギター音源」についてお話します。
取り掛かる楽曲のジャンルにも寄りますが、ギター音源を導入される方はギターの演奏が苦手か無縁だった方が多いと思いますので、率直に導入して効率的な音源を紹介したいと思います。
楽曲に対しての効果
私はギターもピアノも演奏するので、各楽器の「オイシイポイント」を理解していると考えています。
様々な要因の元に音として成り立ち、実際に演奏して感じる音とレコーディング時にマイクで収録する音は少し異なる印象です。
今回は3つのポイントで音源を選定しましたので、自身に当てはまる音源をチョイスしてみましょう!
主な選定ポイント
- 臨場感を表現出来ており、尚且つ楽曲の中に埋もれない
- 少し楽曲の中に埋もれがちであるが、アコースティックギター独特のシャリシャリした部分が主張されている。またはリズムパートとして役割を期待できる
- デモ音源作りにおけるタイムパフォーマンスが良い
上記の3点を元に解説していきます!
おすすめギター音源①:AMPLE SOUND / AMPLE GUITAR M III
(使用講師:青木、森谷)
参考価格 | ¥21.241-(税込) |
体験版 | 無し |
データ量 | 5.38GB |
収録ギター | Martin D-41 |
システム環境 | Windows: Windows 7/8/10, 64-bit only (32-bit not supported). Mac: 10.9 or higher. VST2, VST3, AU, AAX and Standalone host. 10 GB Hard Disk, Intel i5 or higher. |
まずはギターやベースの音源としても有名な「AMPLE SOUND」から販売されている「AMPLE GUITAR M III」の紹介です。
モデルとなっているギターはMartin D-41で、きらびやかなサウンドが楽曲中でも埋もれずに独自の存在感を表現してくれます。個人的にはアコースティックサウンドと言えばマーチンで、レコーディングの現場に1本は持ち込みたいメーカーのギターです。
個人的な話ですが、デモ音源は修正できるように打ち込んでおいて、アレンジが完成したらギタリストに依頼するケースが増えてきたので、このような音源は重宝します。ギターが弾けない方に限らず、自宅でマイクを立ててアコースティックギターのレコーディング出来ない方にもおすすめできます!
デモ動画
おすすめギター音源②:AMPLE SOUND / AMPLE GUITAR T III
(使用講師:青木)
参考価格 | ¥21,241-(税込) |
体験版 | 無し |
データ量 | 5.21 GB |
収録ギター | Taylor 714 CE |
システム環境 | Windows: Windows 7/8/10, 64-bit only (32-bit not supported). Mac: 10.9 or higher. VST2, VST3, AU, AAX and Standalone host. 10 GB Hard Disk, Intel i5 or higher. |
同じく「AMPLE GUITAR」の「AMPLE GUITAR T III 」の紹介です。
個人的にはTaylorのギターは購入時から完成されているサウンドであまり好きではありません。
ですが「商業」や「仕事」という観点で言うと、安定しているメーカーのアコースティックギターに感じます。少し極端かもしれませんが、サウンドは「Martin」のアコースティックギターと、後ほどご紹介する「Gibson」の中間的な位置付けだと考えています。
デモ動画
おすすめアコギ音源③:Orange Tree Samples / Evolution Songwriter Gibson J-45
参考価格 | $179 |
体験版 | 無し |
データ量 | 11.2GB |
収録ギター | Gibson J-45 |
システム環境 | Windows 7, 8, or 10. Mac OS X 10.9 or newer Stand-alone, AAX Native, VST, AU Kontakt Player 5.6.8 (free) |
注意点 | KontaktまたはKontakt Playerのみで使用可能 |
ギターメーカーとして有名な「Gibson」の「J-45」を想定して作られた「Orange Tree Samples」の「Evolution Songwriter Gibson J-45」
私もGibsonのJ-45を実際に所有していますが、J-45のサウンドがしっかり表現されているなと感じます!
Gibson独特のパキっとしたサウンドをお求めの方にはおすすめできます。
デモ動画
おすすめアコギ音源④:Prominy / Hummingbird
参考価格 | ¥32.980-(税込) |
体験版 | 無し |
データ量 | 40.3GB |
収録ギター | Gibson Hummingbird |
システム環境 | Intel Macs (i5以降に対応す): macOS 10.15、 10.15、 11、 または12 (最新アップデート) Appleシリコン搭載のMac(Rosetta 2、 ARMネイティブのスタンドアロン経由またはサポートするホスト): macOS 11または12(最新アップデート)、Windows 10、または11 (最新Service Pack)、Intel Core i5 または同等の CPU OpenGL 2.1以降に対応するグラフィックハードウェア |
注意点 | 40GB以上の大容量、KontaktまたはKontakt Playerのみで使用可能 |
こちらの「Gibson」の代表的なアコースティックギター「Hummingbird」
アコースティックギター音源を調べていると、この「Hummingbird」と見かける事は多いのではないでしょうか?
「J-45」と同様に個性的な中〜高音域とパキっとしたサウンドが特徴ですが、ストロークを演奏すると根太いサウンドを鳴らす事ができます。実際に「Hummingbird」をレコーディングしたサウンドに近いと感じる瞬間が多いです。
合わせてこの音源の最大のメリットは、タイムパフォーマンスに優れている点かと思います。デモ音源を制作する際に全体像の構築の手助けになってくれる音源だと言えるでしょう。
少し容量が大きいのが注意点になります。
デモ音源
まとめ
いかがでしたでしょうか?
様々なアコースティックギター音源が存在しますが、実用的なラインナップをピックアップしました。
ご紹介したアコースティックギター音源の実機を実際にレコーディングした経験を元に紹介しましたので、リアルな視点でお話できたかと思います。
是非参考にしてみてください!
東京都出身。23歳で作曲家、28歳で作詞家デビュー。アニメやTV番組、パチンコ等の音楽制作をはじめ、メジャーアーティストの音響やサウンドエンジニアも担当。2017年4月にオンライン専門の「Next Lead Music School」を設立し、音楽の専門学校を超えるサービスを目標に運営中。東京都から栃木県へ移住し行政の委託事業も遂行。日本のマーケターになりたい。