ギタリストから見た【音楽理論の必要性】を解説!

音楽理論は必要なのか?

皆様こんにちは、講師の中川です。いよいよ2020年も終わろうというタイミングに、この話題を持ってきちゃいました。

先に結論をお伝えすると「人や状況によるが知っていると役に立つ」と思っています!

なんとも曖昧な意見で、「そりゃそうでしょ」とか「なんじゃそりゃ!」と思った方もいらっしゃるとは思いますが…

具体的にどういった意味なのか、 実体験も交えながらご紹介していきます。

そもそも音楽理論とは?

Wikipediaより

音楽理論(おんがくりろん、英語:music theory)とは、音楽学の一分野で、音楽の構造や手法を理論立てて説明するもの、またその論。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ %E9%9F%B3%E6%A5%BD%E7%90%86%E8%AB%96

既に勉強されてる方は、まあそうだよねってなりますが、馴染みのない初心者の方だと、 ふーん??

といった感じですよね。

音楽という「感覚的」なのに対して、「理論」というルールやマナーともとれる【音楽理論】

なんだか矛盾というか紙一重ではりますが、学習すると音楽への理解が深まり、演奏や楽曲制作をする際の時短に繋がります。

コード?スケール?インターバル?

鍵盤のイラスト
Cメジャースケールでもある【ドレミファソラシド】

音楽理論って、難しいカタカナがいっぱいで、意味もよく分からなくて難しい!

そんなイメージを持つ方が多いと思いますが、 皆様がよく知っている、 「ドレミファソラシド」

実はこれを正しく理解することが、音楽理論を学習する上での第一歩になります!

音楽理論との出会い

ギターを弾く女性

ここからは、私の実体験を例としてお話してみます。

中学生のときに友達に勧められてギターを始めたのですが、ピアノと違って「ドレミファソラシド」が難しい…

中川:「ピアノだと白い鍵盤を横に弾くだけなのに、ギターは全然一定の間隔じゃない!!なんで!?笑」

そんな事を友達に聞いたら、

友人:「ピアノだって間に黒鍵があるでしょ?ドから次のドまで、白鍵(白い鍵盤)と黒鍵(黒い鍵盤)合わせて12個分の鍵盤があるよね?ギターはその色を無くして、位置も横一列になったものだと思ってみて」

と言われて、「そういうことなんだ!!」と中学生の音楽室で感動したのが、今思えば音楽理論の入り口でした。

いわゆる1オクターブの並びと、各音階のインターバル(音の間隔)の覚え方は、ギターを弾いているのにピアノで覚えました…笑

どうやって勉強する?

Next Lead Music School

さて、 現代では色々な勉強方法があり、昔ながらの「本」相談しながら学べる「教室」現在主流の「ウェブ」 最近ちらほら見かける「アプリ」

どの方法で学習するべきか、悩むところですよね… もちろんそれぞれの良さがあったり、 欠けている部分があるかもしれませんが、「ウェブ」は 「本」と「アプリ」を 併せ持ったような便利さがあると感じています。

唯一、 「教室」(人に教えてもらうこと)には、 欲しい答えに最短距離で到達出来たり、自分が好きな曲を先生と一緒に分析するといった、 他には無いメリットが大きいと思ってます。

私もギターを始めたときに、友達に教えてもらってなければ、音楽に対しての理解が遅れていたかもしれません…笑

どんな勉強方法が自分に合っているか、是非ご自身で色々試してみてください。

セオリーは作曲でも大活躍!

ある程度理論を覚えていくと、自分が良いと思った曲のメロディやコード進行が、どんな仕組みになっているのか、分析して理解できるようになってきます。

そして曲を作るときに、まるでパズルを組み合わせるような間隔で、作曲することが可能になってきます。

そういった意味で、音楽理論はとても便利で、欠かせない存在とも言えます。

じゃあ逆に音楽理論が必要ないときってあるの?となりますよね。

  1. 正しい、綺麗が全てじゃない
  2. 「作った曲がありきたりな物になってしまう」
  3. 「イマイチ曲のパンチが無い」
  4. 「感性に任せて作曲したい」

そういった状況に直面したとき、 時として音楽理論は邪魔になるかもしれません。

正しい音程や、綺麗なコードだけが音楽の全てではありません!

音楽の聞き方が変わる「音楽理論」

音楽理論を勉強して得られるものは沢山ありますが、勉強したことによって失うものは少ないと思ってます!

むしろ勉強することにより感性が磨かれ、今まで聴いてきた曲が新鮮に感じられたり、作曲で敢えて音楽理論から外れてみたり、勉強しているからこそ出てくる発想に助けられる場面が多く出てくるはずです。

生まれついての天才的な才能で、感性のままに素晴らしい曲が溢れるように作れちゃう人には、必要ないかもしれませんが…笑

音楽をより深く追求し、楽器をより自由に演奏する為にこの「音楽理論」を勉強することで、我々のように音楽を楽しむミュージシャンに導いてくれることでしょう。

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