「和声-理論と実習」に向けた基礎学習!3つの配置(配分)を紹介!
和音の配置
和声を学ぶ上で購入する書籍の候補の1つとして「和声-理論と実習」があります。
本日は多くの音大生も学ぶ「和声-理論と実習」の基礎に関して3つのポイントを紹介したいと思います。音楽制作を進めていく上でどのように音を配置したら「綺麗な横の流れ」と「綺麗な縦の響き」を両立できるのか?という壁に直面してる方におすすめです。
「耳」の成長と共に「和音」に対する免疫も高めていけるので、少し堅苦しい内容になりますが頑張りましょう!基礎を意識した実践的な動画も用意しましたので合わせてご覧ください!
基礎となる4声
まず各パートに和音の構成音を割り当てる事を配置(配分)と言います。和声を考えていく上では基礎として四声に分けてみましょう。その上でバス(ベース)と上三声で考えてみると進めやすいです。
3つの配置(配分)
「和声-理論と実習」においてはバス(ベース)がある状態で上三声を配置する「バス課題」を取り掛かる事が多くなります。この際に指定された和音に対してどのような配置(配分)をするかがポイントになります。
それでは主な配置(配分)方法に注目してみましょう!
ポイント①:密集配置(配分)
まず1つ目は「密集配置(配分)」です。ご覧の通り上三声を密集させており1オクターブ以内に収めているのが特徴です。
ポイント②:開離配置(配分)
2つ目は「開離配置(配分)」です。上三声が1オクターブ以上に広がった状態の事を示します。
ポイント③:オクターブ配置(配分)
ソプラノとテノールがちょうど1オクターブになっています。これをオクターブ配置(配分)と言います。
配置(配分)の注意点
和音を構築していくにあたり注意点並びにポイントが5つあります。
- 1番最初は開離配置、密集配置どちらでも良い
- 開離配置から始めた場合の次の和音は開離配置またはオクターブ配置
- 密集配置から始めた場合の次の和音は密集配置またはオクターブ配置
- オクターブ配置の次は開離配置または密集配置に変更する事ができる
- 同じ音が続く場合は保留する
このポイントを理解してから下記の動画をチェックしましょう!指揮者としても活躍している当スクールの講師が和声の基礎を解説しています。
「和声-理論と実習」の為の基礎を指揮者が実践的に解説!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「和声-理論と実習」の学習に限らず、曲作りを挑戦されている方にも有益な情報になっていると嬉しいです。和音を柔軟に操れると更に音楽が楽しくなると思います。
参考書籍
和声-理論と実習Ⅰ
和声-理論と実習Ⅱ
和声-理論と実習Ⅲ
ネクストリードミュージックメディアは、あなたの中に眠っている”クリエイティブ”を、0から1に、1を10する音楽情報サイト。
IT×音楽×文化を元に、楽曲制作や文化活動のアウトプットを応援する、トータルサウンドメディアです。
Next Lead Music Schoolと連携をしながら、日々新しい音楽の形を模索、提案しております。