【ダイソーイヤホン】激安イヤホンの音質とは?何がオススメ?三種類をご紹介!
ついに高音質モデルまで登場!ダイソーイヤホンシリーズをレビュー!
ダイソーイヤホンには種類がたくさんありますが、正直100円のイヤホンはどれも音楽を聴く事に適しているとは言えない音質でした。
これは昔からですので、2020年だからといっても100円の限界なのだと思っています。
しかし、200円以上であれば変わるのかもしれないと思い『200円以上のもので特に音が良さそうな3種類』を厳選してご紹介していきます!
ステレオイヤホン ラウンドカナルタイプ
見た目と質感
こちらのイヤホンは見た目や、触った感じは100円のイヤホンと大差ないように思えます。コードはかなり安っぽく、イヤホン本体もかなり軽いです。
背面は英語リスニング試験で配られるイヤホンみたいです。
根本の耐久性はかなり心配ですね。使用中コード部分が何かに引っかかると、簡単に断線してしまいそうです。
有線イヤホンの根本は、経験上かなり気にした方がいいと思います。(200円だけどね)
機能と装着感
プラグ部分はステレオミニプラグ3.5mmで、これといって気になる点はありません。
断線の原因で多いのが、プラグの根本の折れ曲がりによる断線ですが、やはりコードのチープさが心配になります。
イヤーピースは付属品のみです。ペラペラですので遮音性は期待できないと思います。
装着する前に一度コードを割って、長さを調整するようです。こういうのは久しぶりにやった気がします。
装着感は本体が小さいので、耳の奥まですっぽり入ります。ただ左右がわかりにくいです。
遮音性は多少あるかな?といった程度です。
音質
iPod touch第五世代に直差しで聴いていきます。刺した時のノイズは特にありません。
少し聴いた感じですが、懐かしい気持ちになりました。ダイソーのイヤホンってこの音なんですよね。
正直音質や定位がどうこう言えるレベルではありません。人のイヤホンの音漏れを聴いている感じで、音はかなり悪いです。
ただ100円のイヤホンよりは耳に刺さる感じが少なくなっている気がします。100円の方はシャカシャカしすぎて、そもそも聴きたくないくらいですので…
ただ、かなり聴き疲れする音ですので長時間の利用は避けたいです。
無理矢理良さを見つけるとすると、ビートルズを聴くとちょっと切ない気持ちになりますね。
ラジオを聞くのにはこれくらいが丁度いいのかなとは思います。
これに関しては予想通りといった感じです。他のイヤホンに比べ、少し作りが古い感じがしましたので。
他のイヤホンの期待値が結構高いのでそちらが楽しみです!
仕様
[ドライバーユニット口径]Φ10mm
[再生周波数帯域]20-20,000Hz
[出力音圧]107±5db
[インピーダンス]16Ω
カナル型 マイク付きアルミイヤホン
見た目と質感
見た目ですが、先程ご紹介したイヤホンと同じ値段の200円とは思えないほどに、見た目に高級感が出てきました。
こちらのシリーズは確認したところ3種類ありましたが、特出してこのイヤホンは見た目が良く、アルミを使っていると強調していたのでこちらを選ばせてもらいました。
持った感じもずっしりとしていて、本体部分のアルミの質感が良い感じです。
イヤーピース部分に少しバリがありますが気になる程ではありません。
一番驚いたのがコードですね!先程のイヤホンとは打って変わって、かなりしっかりした作りです。3000円クラスのイヤホンと遜色ないほど、本体とプラグ部分の根本がしっかり固定されています。
本体横にLR表記があるので付ける時はわかりやすいです。あるのと無いのとでは雲泥の差です。
機能と装着感
プラグはステレオミニプラグ3.5mmで金メッキ塗装、根本がしっかりした作りになっています。
マイク付きイヤホンですので、ちゃんとマイクもついています。
マイクのボタンですが音楽再生の際に使えるようで、一回押しで音楽の再生と停止、二回押しで次の曲にスキップできます。機種によっては動作できないようです。
iPhoneなどで使う場合長押しでSiriが起動しました。
イヤーピースは硬めでしっかりしていて、ある程度の遮音性が期待できそうです。
装着感は比較的良好です。装着の際にイヤーピースが動いて変な音がするので、少々うるさいです。人によっては不快な音だと思います。
しかし遮音性は前のイヤホンに比べ格段に向上しています。これでしたら音漏れも多少防げますし、外でも問題なく使えると思います。
音質
オーディオ再生機器に刺した時のノイズが多少ありますが気になる程ではありません。
ノイズ音の圧が結構あったので、『お…これは…?』と思い期待の再生。
かなり強い低音が出てきたのでびっくりしました。今までのダイソーイヤホンでは、まずあり得ない音です。
まあこんなもんか…と書く準備をしていたんですけど、びっくりしすぎて30分くらい聴いてしまいました。
普通に問題なく聴けますし、2000円クラスのイヤホンでこのレベルの音は沢山あります。
ELECOMのGrand Bassという2000円前後の機種がありますが、自分の記憶ではそれと近いような音であると感じます。低音はダイソーの方が強く出ていると思います。ちょっとうるさいと思うくらい出てます。
女性ボーカルや、特にストリングスの音が綺麗に聴こえる感じがしますので、中音域もある程度鳴らしてくれていると感じます。
ドンシャリ傾向の音ではありますが、ダイソーオーディオにドンシャリって言葉を使う時が来たのが一番の驚きです。
一時期話題になった、1000円で買える超コスパのセブンイレブンのブランドイヤホンで衝撃を受けたのが記憶に新しいですが、それを圧倒的に超える衝撃でした。
そして、マイク操作も説明通り問題なく作動します。再生、停止、次の曲にスキップと目立ったラグもなく行えます。
ボタンの押し心地も特に気になりませんし、ボタンが凹んだまま返ってこないなどの問題もありませんでした。
定位も割としっかりしていますので、ある程度のスマホゲームでしたら問題なくプレイできます。ただ低音がかなり強いので、シューティングゲームなどの爆裂音は強烈だと思います。
そうなると音楽もちゃんと聴けて、マイクもついて200円とはかなり衝撃的な価格です。
これでしたら問題なく使えますし、企業努力の凄まじさを感じます。しっかり個体名をつけて売るべきだと思います!
ダイソーBluetoothスピーカーがかなり売れている反面、こちらはパッケージの見た目が安っぽいのであまり手に取られないかもしれませんが、どこかで話題に取り上げられれば一気に売れていくポテンシャルを秘めていると思います。
前のイヤホンと同じ200円でとんでもない音質の差ですので、見つけたら一度手に取ってみてはいかがでしょうか?
100円の差でこれですから、300円のイヤホンがどうなるか楽しみです!
仕様
材質以外は詳細な記載がありませんでした。
高音質マイク付きステレオイヤホン『HQ-003』
見た目と質感
こちらのイヤホンは、見た目のみ違う物がいくつか発売されていますが、私的に一番エレガントだと思うやつを選んでみました!
まず、箱出しの時点で他のダイソーイヤホンとは違う雰囲気を感じます。
見た目と質感がかなり良くなっており、バリや繋ぎ目、傷などは見当たりません。
一つ前の200円イヤホンと比べ、より細かいところがグレードアップしている印象を持ちます。箱自体も他のオーディオメーカーのイヤホンと同じように丁寧な包装がされています。
コードは一つ前の200円イヤホンのコードと、ほとんど同じ物に見えます。質感は特に違いがありません。
機能と装着感
プラグはステレオミニプラグ3.5mmです。根本はしっかりしていて、この作りであれば簡単に断線する事はないと思います。
マイク部分のボタンですが、取り扱い説明がなく断定はできませんが、基本的には一つ前の200円イヤホンのマイクと同様の機能を備えているようです。
再生、停止、スキップ、(Siri)といった感じですね。
ボリュームも同様に付属していますが、こちらはスライド式になっています。
オーディオ再生機器のボリュームを変更するのではなく、オーディオ再生機器側の音量を軸にイヤホン側の音量も二重に調整できるようです。
ボタン式ではないので使いにくいように思えますが、オーディオ再生機器の音量数値の間に調整できるので、
『音量を上げると大きすぎるけど下げると小さい』と感じる場合に有効かと思われます。
凄く良く言えばプロ仕様だということです。(300円なので)
細かく音量を調整できない機器にとっては、とても便利な機能かと思います。
イヤーピースですが、作りはしっかりしています。一つ前の200円イヤホンに比べ、より丸みを帯びています。質感は少し安っぽさを感じます。
オーディオテクニカのイヤーピースもこのタイプが多いので、遮音性はかなり期待できそうです。
背面には無数の穴が空いてます。これがデザインなのか音質向上ギミックなのかはわかりませんが、見た目の良さに一役買ってくれているのは確かです。
LR識別もしっかり入っています。
装着感、遮音性ともに、かなり良好だと思います。
イヤーピースは人によって好みが分かれますが、このより丸みを帯びた形は装着感と遮音性をより高めてくれると思いますので、ほとんどの方は問題なく使用する事ができると思います。
音質
プラグ挿入時のノイズ等は多少ありますが特に気にならない程度です。
今回は期待を思いっきり落として来るかと、音量最小でビクビクして再生しましたが、高音質と謳っているだけの事はありました!
まず低音ですが、一つ前の200円イヤホンはかなり低音が鳴りすぎていると感じていましたが、こちらは程良く抑えてちょうど良くなっていると感じます。
シンバルなどの金物などは綺麗に抜け、ゴーストノートなどの細かい音もハッキリと聞き取る事ができました。その反面中音域が少し弱いので若干籠って聴こえています。
音楽再生途中でのボタンを利用した操作はラグもなく機能しているようです
スライドボリュームは再生時に変更しても、ノイズが入る等はありませんでした。
しかし調整が難しいので、予め再生機器本体の音量を小さめに設定しないと、耳が大変なことになります。
本当にこれは気をつけた方がいいです。(耳鳴りが止まりません)
今回ご紹介したイヤホンの中ではダントツで音が良いと思います。
ダイソーのイヤホンで音源の空気感まで感じられ、なおかつ音の定位まで安定して聞き取る事ができるのは、革命的ではないでしょうか?
仕様
[モデル名]HQ-003
[周波数]20〜20,000Hz
[インピーダンス]32Ω
まとめ
最初の200円イヤホンを聞いた時は、全部この音質だったらどうしようかと本気で困っていましたが、予想通りしっかりとした個性の違いと音質の向上を確認できました!
音質に関しては予想の遥か上を超えてきましたね!
今まで幾度となくダイソーイヤホンチャレンジを行ってきた私ですが、少し前までのダイソーイヤホンは本当に酷いものでしたので、
今回がこのような結果になって大変嬉しく思うと同時に、ダイソーオーディオの可能性をとても感じる事ができました!
長い時間をかけて、少しずつ品質を向上するダイソーオーディオから目が離せません!
気になった方は是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか!
高くても300円ですので候補の一つとして選んでいただければ幸いです!
1996年7月17日生まれ。ボーカリスト。
幼い頃にドラムを始め悲願してドラム教室に加入させてもらうが、ドラムの音が気持ち良すぎたらしく叩きながら寝るため断念。
中学生の時期は東京から離れ、二年間に及ぶ鹿児島での離島生活。
16歳でボーカリストとして活動開始。
アイドルやバンド等にスクリームなどの特殊発声を含めた個人指導を定期的に実施している。