アタックやトランジェントの調整にはコレ!Oxford TransMod by Sonnox【DTM】

Oxford TransModを導入してアレンジやミックスにスパイスを!

皆様こんにちは、Next Lead Music School講師の中川です。

今回はSonnoxの「Oxford TransMod」について解説します。主にアタックやトランジェントを調整するプラグインになります。早速詳しくみていきましょう。

TransModの特徴

Oxford TransModの特徴は主に下記です。様々な場面で活用できるのが見受けられます。

主な特徴

  • 音源のアタックをはっきりさせる
  • コンプやボリュームの調整とは異なる変化を与える
  • 耳障りなアタックをソフトにしてナチュラルなサウンドにする
  • Overdrive機能により音圧調整も可能
  • 初心者でも感覚的に調整ができる
  • 圧縮音源などのリマスタリングにも最適

アコースティックギターの音色で比較

配信者の間でもお馴染みのYAMAHA AG06を使用して録音したアコースティックギターのフレーズにTransModをかけてみました。特にストロークのアタック部分がわかりやすく変化している様に感じます。

TransMod適用前

TransMod適用後①

ダイナミクス系のプラグインをかけているのがよく分かります。面白いフレーズ作りの構築にも役立ちそうです。

ドラム音源でも比較

次にドラムセットのスネアだけに「TransMod」をかけて比べてみます。

スネアの存在感をある程度調整出来るのはなかなか便利ですね!ドラムやエレキギター等で使用されてる方が多い多い印象です。

こちらは以下のようなパラメーターで検証してみました。

TransMod適用前

TransMod①

スネアが前に押し出されパツッとしたサウンドになりました。打楽器の方が変化が分かりやすいですね。

TransMod②

少し極端ですが、このようなサウンドをお求めの方は多いように見受けられます。同じドラムキットでもキャラクターの変化が感じ取れます。

かけ過ぎ注意!?繊細な調整が必要な場合も

今回は違いを分かりやすくした為に極端な設定をチョイスしましたが、比較音源のように大胆にかければ分かりやすく効果を得ることが出来ます。

1度大げさに設定してから、元に戻していく作業が効果を感じながら実装できそうです。

場合によっては不自然になったり、他の音を邪魔してしまう可能性も十分あり得ますので注意してください。

必要な部分を見極めて使う、適材適所で使用すべきプラグインに感じます。

公式のデモ動画はコチラ

プラグイン動作環境

macOS

  • OS X 10.12 or later (Intel / M1 Apple Silicon supported) (64-bit only)
  • Formats: AAX, AU, VST3.
  • Supported hosts: Pro Tools 10.3.8 – 12 (AAX Native), Pro Tools 7 – 10 (TDM & RTAS), Logic Pro X 10.2, Logic 8 & 9, Digital Performer, Nuendo, Cubase, Ableton Live, Studio One
  • iLok 2, iLok 3 USB key OR an iLok account with an active internet connection.

Windows

  • Windows 7 or later.
  • Formats: AAX, AAX-DSP, VST3.
  • Pro Tools 10.3.8 – 12 (AAX Native), Pro Tools 7 – 10 (TDM & RTAS), Nuendo, Cubase, Ableton Live, Samplitude, Sequoia, Pyramix, Studio One.
  • iLok 2, iLok 3 USB key OR an iLok account with an active internet connection.

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