DTMer必見!トラック内で活躍するパーカッション音源はこれだ!

本日はDTMにおける「パーカッション音源」について解説したいと思います。

様々なジャンルで扱うパーカッションですが、皆さんに適したソフトウェアが見つかると嬉しいです。

今回は操作性や作業効率を考えて選定しましたので、曲作りに挑戦している方は参考にしてください。

「パーカッション」とは?

まず「パーカッション」についてですが、一般的にポピュラーの商業音楽において、タンバリンやトライアングル、コンガやジャンベ、ウインドチャイムといった打楽器の総称で「パーカッション 」とカテゴライズするケースがあります。

「ドラム」とは区別しており、「パーカッショニスト」として専門のミュージシャンも存在します。ドラマーと兼任しているミュージシャンも多いです。

一部ではありますが、「パーカッション」の代表的な楽器を紹介します!

タンバリン

日本国内では非常にメジャーな「タンバリン」です。

ポピュラー音楽においてはドラムのスネアと同時に叩く事も多い打楽器です。

音楽以外ですと、お笑い芸人の方が叩いてるのを見た事がある方は多いのではないでしょうか?

私は予算の少ない編曲の仕事において、自宅でタンバリンを叩いてレコーディングした事が何度もあります。「使える音」ではない「ミスショット」を叩いてしまう事も多いので、改めて難しい楽器だなと体感しています。

シェイカー

一定のリズムを刻むことが多く、商品によってサウンドもかなり異なるのが「シェイカー」です。

他の物でも代用できそうな構造ですが、均一なリズムを鳴らし続けるのが難しいです。見た目に反して専門性の高い楽器です。

トライアングル

吹奏楽部に在籍した事のある方は身近の「トライアングル」

短い音と長い音のコンビネーションから繰り広げる金属のサウンドは独自の存在感を放ちます。

ウィンドチャイム

「チャラチャラチャラ〜」と金属が鳴り響く楽器は「ウインドチャイム」です。

改めて音楽を聴いていると、きらびやかなサウンドを耳にした方は多いと思います。

少し話は逸れますが、ウインドチャイムを自作しているパーカッショニストも稀に見かけます。

SPECTRASONICS / Stylus RMX

体験版無し
システム環境動作環境(Mac/Windows共通)2.0GHz以上のプロセッサー
2GB以上のRAM、4GM以上のRAMを推奨
インターネット接続環境(インストール/アップデート時)
USB2.0ポート
15GB以上のディスク空容量
<Mac>
Mac OS X 10.13-Monterey (64-bit)
Intelプロセッサー
AU(要Cocoa対応)、VST 2.4、RTAS/AAX対応のホスト、スタンドアローン対応
<Windows>
Microsoft Windows 7-10対応 (64-bit)
VST 2.4、RTAS/AAX対応ホスト、スタンドアローン対応
その他、基本的な動作環境は、各ホスト・アプリケーションの動作環境に準じます。製品をご使用頂くにはインターネット接続環境が必要です(アップデータのダウンロード、およびオーサライズ時)。製品の仕様・動作環境、および価格は、予告無く変更となる場合があります

長くなりましたが、1つ目に紹介するパーカッション音源が「SPECTRASONICS」の「Stylus RMX」です。

ドラムやリズム音源としても有名な「Stylus RMX」ですが、パーカッション音源としても唯一無二の地位を誇っています。特にCore Library内のSound Menuに内蔵されるパーカッションはどれも即戦力になるでしょう。

「Stylus RMX」独自のMIDIのループファイルをDAW内に取り込む事も可能なので、直感的にパーカッションを構築する事が可能です。

デモ音源

良い点

様々なリズムパターンや音色をすぐに起動して使用できるのが最大の魅力です。

1つの楽器を選択するにしても、打感や鳴り方が異なりますが、「Stylus」は全てを網羅しています。パーカッションに限らず、ビートメイキングにも大活躍するので購入する価値が高いと考えられます。

悪い点

DTM歴が浅い方にはピンとこないかもしれませんが、良くも悪いくも音が綺麗です。明るく真面目なサウンドではありますが、もう少し汚れたサウンドの方が存在感が増していたかもしれません。

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Native Instruments / KOMPLETE 14 STANDARD

体験版無し
システム環境<Mac>
macOS 10.15、11 または 12 (最新アップデート)
<Windows>
Windows 10 (64-bit、最新サービスパック) または (Windows 11最新サービスパック)
Intel Core i5 または同等の CPU、またはApple Silicon (Rosetta 2使用)、4GB RAM (6GB 推奨)

M1プロセッサの互換性について調べる

ディスクの空き容量 10GB (フルインストールには260GB)
OpenGL 2.1以降、Direct 3D 11.1以降に対応するグラフィックハードウェアが必要です。
製品のインストールとアクティベートにはインターネット接続が必要です。インストール完了後、製品はオフラインで使用可能です。また、製品によっては無償の追加ダウンロードが必要な場合があります。MASSIVE Xの動作にはAVXに対応するCPUが必要です。

DAW内蔵以外のソフトウェア音源を購入するにあたり、この「KOMPLETE」を検討された方は多いのではないでしょうか?

今回はこの「KOMPLETE」に収録されている「Battery」がおすすめのパーカション音源です!Batteryを単品購入するのも良いですが、KOMPLETEをお持ちでない場合はこの機会に導入してみましょう!

※KOMPLETE 14 SELECTには収録されてないのでご注意ください。

良い点

様々な楽器の音色をMIDIの各鍵盤にアサインできる「サンプラー」として活用できる点も導入メリットの1つです。自身のパーカッションのサウンドを集めたテンプレートを構築する事も可能な為、作業スピードの向上が期待できます。

悪い点

「サンプラー」という事もあって、即時にパーカションのリズムパターンを構築しにくいです。悪い点とも言いにくいですが、先述の「Stylus」に比べてサウンドの構築手順が複雑化する点のみをネガティブな評価にしました。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回紹介したソフトウェアは他のサウンドも使用できるので、パーカッションのみに限らず心強い見方になってくれるでしょう。

本記事をご覧の方は生演奏した打楽器を聴く機会が少ないと思いますが、可能であれば是非機材を揃えて生で録音した音と打ち込みの音を聴き比べて頂きたいです。

ジャンルやトラックにもよりますが、綺麗な「打ち込みの音」と良い意味で「汚れた生演奏」をどのように重ねていくか?という点がバックトラックを構築する上での1つのポイントになると考えています。

それでは良いDTMライフをお過ごしください!

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