
DTM講師陣おすすめのモニターヘッドホン
種類が多くでどれを買えば良いの?
価格差が激しいモニタースピーカーやモニターヘッドホンは、DTMでの曲作りやMIXに挑戦される方にとってどれを買えば良いのか悩む所だと思います。
今回はそんなDTMやMIX初心者に向けておすすめのモニターヘッドホンをピックアップしました!実際に生徒様におすすめしている商品なので、悩んでいる方は是非参考にしてください!
まずモニターヘッドホンは大きく分けて下記の2種類に分かれます。
モニターヘッドホンの種類
- 密閉型
- 開放型(オープン型/セミオープン型)
個人的な意見を含みますが、それぞれの特徴並びにメリットとデメリットも見ていきましょう!
密閉型のメリット
- 音が外部に漏れにくいので、ボーカル録音にも最適
- 低域を確認しやすい商品が多い
密閉型のデメリット
- 夏場は耳が蒸れる
- 大きい音で作業しがち
開放型のメリット
- 密閉型より耳が蒸れにくい
- 耳が密閉型に比べて疲れにくい商品が多い
- 音の立体感を確認しやすい商品が多い
密閉型のデメリット
- 音が外部に漏れるのでマイクを使用したレコーディングには不向き
おすすめのモニターヘッドホンとして選んだ理由
数あるモニターヘッドホンの中からおすすめとして選んだ理由は
- 初心者でも手の出せる金額帯
- 壊れない限り今後も長く使える商品
- レッスンをはじめ、音楽制作で音の指標を具体的に話し合えるサウンドである
上記のポイントを元に選びました!
おすすめモニターヘッドホン①:SONY MDR-CD900ST
【愛用講師:大友、中川】
さっそく1つ目にご紹介するモニターヘッドホンは、DTMで使用する「おすすめのモニターヘッドホン」では必ずと言って良い程ピックアップされる「Sony MDR-900ST」
DTMに向いているというよりは、ボーカルレコーディングに向いているように感じます。
良い音なのか?と聞かれると微妙な所ですが、この素朴なサウンドでもカッコ良い音になるように編曲やMIXに取り掛かるという点ではスタンダードなのも頷けます。
主な特徴
- 歌を録音する際にオケ(カラオケ)が耳から漏れにくい密閉型のヘッドホンである
- リップノイズや歯擦音といったボーカルレコーディング時に起こるトラブルに気付きやすい
おすすめモニターヘッドホン②:ROLAND / RH-A30
【愛用講師:森谷】
ドンシャリサウンドと言われるように低域と高域に癖があります。
解像度がめちゃくちゃ良いという訳では無いですが、コストパフォーマンスも優れていると感じます。
完全なオープン型と言うより、半分開いているセミオープン型といったカテゴライズされるヘッドホンです。
主な特徴
- ボーカルが少し引っ込んで聞こえる
- セミオープン型なので、それなりに音が漏れる
- リバーブや残響音の残り具合を確認するのにも最適だと感じる
おすすめモニターヘッドホン③:SENNHEISER / HD600
【愛用講師:青木(HD598)】
SENNHEISERから「プリン」と呼ばれており、惜しくも製造が終了してしまったモニターヘッドホンで、「HD598」という製品が存在していました。
当スクールのDTM講師である青木もこの「プリン」を愛用しています。
SENNHEISERをお求めの生徒さんも多くいらっしゃった事から、現行のラインナップで購入しやすいヘッドホンをピックアップしました!
同価格帯の開放型のヘッドホンの中で「フラット」という意見が多く見受けられます。
主な特徴
- ケーブルが両耳に繋がっているので少し邪魔に感じる
- 装着感も良くて長時間の使用にもおすすめできる
- 左右の音の広がりも程良く無難なサウンドである
おすすめモニターヘッドホン④:beyerdynamic / DT990PRO
先程の「SENNHISER」と同様にマイクも有名なメーカー「beyerdynamic」のDT990PROの紹介!
先程のROLANDのRH-A30に比べると大人しくバランスが取れていると感じます。
「高域が刺さる」という意見もありますが、上品な高域と低域を感じるヘッドホンは本機の最大の特徴です。密かに愛用しているユーザーが多い印象です。
完全な主観になりますが、他のヘッドホンから本機に買えた際、着用感に少し違和感を感じる事が多いです。
主な特徴
- ファーストリスニングではイマイチと感じる人が多い
- 低域もしっかり確認できてバランスが良い
おすすめモニターヘッドホン⑤:CLASSIC PRO / CPH7000
レッスンの受講を希望される方の中で学生さんも多く見受けられます。
高価な物は買えない!といった方には「CLASSIC PRO CPH7000」がオススメです!
先程から商品のリンク先として紹介している販売店「サウンドハウス」のオリジナルブランドで、コストパフォーマンスに優れた商品です。まずは入門編として導入してみるのもアリだと思いますよ!
主な特徴
- コストパフォーマンスが良いヘッドホンの中で最安値である
まとめ
いかがでしたでしょうか?
皆さんがどこまでDTMやMIXに夢中になるかは分かりませんが、まずはSonyのMDR-CD900ST等から導入して、必要に応じて買い足していくのが良いのかと思います。
モニターヘッドホンだけに限らず、モニタースピーカーを導入して併用していくのもおすすめです!
不思議な事に環境や機材で聞こえてくる音が変わります!
自分の音の指標やリテラシーを上げて音楽制作活動に磨きをかけましょう!

東京都出身。23歳で作曲家、28歳で作詞家デビュー。アニメやTV番組、パチンコ等の音楽制作をはじめ、メジャーアーティストの音響やサウンドエンジニアも担当。2017年4月にオンライン専門の「Next Lead Music School」を設立し、音楽の専門学校を超えるサービスを目標に運営中。東京都から栃木県へ移住し行政の委託事業も遂行。日本のマーケターになりたい。