初心者にオススメのオーディオインターフェースはこれだ!【音楽スクール経営者の視点から考察】
君はどれを買う?謎めく機材【オーディオインターフェース】
DTMで音楽制作をはじめ、動画投稿やSNSを駆使した、インターネット上の音楽活動をされている方が増えています。
同時にDTMレッスンを希望される方も多く、「おすすめのオーディオインターフェース」は何か?質問頂きます。
ネット上に沢山情報があるのに、何故質問するのだろうか??
当時はそんな事を思ったことがありましたが、講師に聞けるなら聞いちゃおう!と思うのは当然ですし、何よりあまりにも沢山のオーディオインターフェースがあるのと、DTMはどのくらいお金がかかるのか不明な所が多いので、たしかに手は出しにくいなと思い、本記事を作成する運びになりました。
さっそくですが、そんな方にオススメの3選をご紹介しつつ、メリットとデメリットを書いていきたいと思います。今回はMac/Windowsの両対応の物をピックアップしました!
初心者の方とお話して思ったことも書きますので、是非最後までご覧ください!
おすすめのオーディオインターフェース①:Solid State Logic (SSL) ソリッド・ステート・ロジック/SSL2
い、いきなり2万円オーバーかよ。と少し自身でもツッコミを入れましたが、オススメその1であるSSL2。
歴史あるコンソール(ミキサー)から抽出した様なルックスと「Solid State Logic」のロゴ。
シンプルな商品ですが、自宅クリエイターやミュージシャンの為のラインナップと言っていいでしょう。
スピーカーの音量をいじれる大きなノブが搭載されており、直感的に音量もいじれるので非常にクリエイティブで、作業の時短に繋がり、経験上も嬉しい機能だと感じます。肝心のサウンドは、SSLというだけあって初心者も安心して使用できるラインナップです。
SL?機関車?と疑問に感じてしまうかもしれませんが、遠い昔から現在まで、こちらのメーカーの機材を使って、レコーディングが沢山行われたと思っていただければと良いと思います。
メリット
- 非常にコンパクト
- 作業の多いDTMユーザーには嬉しい音量をいじれる大きいノブがついており、直感的に作業可能!
- 「SSL」という歴史ある安心ブランドの商品である事
デメリット
- いきなり謎の機械を買わされてる割には高額
- 最大2ch(マイク2本)のみ同時録音可能。ドラム等の録音をされる方には不向き。
おすすめのオーディオインターフェース②:Native Instruments/KOMPLETE AUDIO 2
比較的手の届きやすい価格帯のオーディオインターフェース。
Native InstrumentsはDTMをやるにあたり、お世話になるソフトウェアメーカーですが、インターフェースやMIDI鍵盤等の「打ち込み」で使用する機材を製造販売されています。
こちらも、SSL同様にシンプルな作りです。若干チープな香りもしますが、流石のNative Instruments。ちゃんと初心者の目線になって、必要な所のみ抽出した感じが見受けられます。
おまけのソフトウェアやプラグインが充実してるので、これだけでも購入する価値はありそうです!
メリット
- 初心者用にできてあるので、必要最低限揃っている
- おまけ等のソフトウェアやプラグインが豊富
- こちらもモニターボリュームのノブが搭載されており、直感的に作業が行える
デメリット
- 少しチープな雰囲気があるので、落下等の扱いには注意!
- こちらも同時に2回線のみ録音可能。もちろん歌とギター等でしたら、問題なし!
おすすめのオーディオインターフェース③:MOTU(モツ)/M2
またしても少し値が張ってしまいましたが、MOTUのM2。
老舗のメーカーで、広告があまり出てない事もあるのか?派手さにかける印象はあります。ですが、とても信頼できるメーカーのオーディオインターフェースです。
先述の2メーカーより、多くの個人ユーザー向けのオーディオインターフェースを製造してる点も、候補に入れた要因の1つになります。
MOTUのインターフェースがこの値段で買えるって…良い時代になったなと感じます。
カッコイイメーターもついているので、嬉しいですね!
メリット
- スタイリッシュさは無いですが、デジタルなルックスがカッコ良い!これはクリエイティブには重要な要素と考えられる
- バランスの取れた、MOTUのサウンド!信頼性は絶対!
- おまけのソフトウェアやプラグインが豊富
デメリット
- 人気がありすぎて品薄。タイミングによっては入荷待ちの可能性も!
- 初心者に向けのラインナップですが、少々高め
- こちらも2chなので、ドラム等のレコーディングをしたい方には不向き
まとめ
以上が、オススメの3選になります!この価格帯のラインナップだと大きな差は無く、その中でも上記3選は、必要な機能のみを搭載されており、しっかり初心者の目線になっているなと感じたのでピックアップしました。
こちらでご案内したオーディオインターフェースは、あくまでどれを買えば良い?と質問頂く際にお答えしているラインナップですが、やはり音楽活動をガンガンやっていきたい!という方も多くいらっしゃいますので、もちろん上記のラインナップや、もう少しグレードの高い商品を候補にお考え頂けると幸いです。
値段がもろに反映されるのがDTMの機材ですので、上記より安い価格帯の物は、あまりオススメしてません。
理由としては、結局皆さんレコーディングをそれなりされたり、機材を買い足したり、普段聞かれる音源に近づけたい!と考える方が多く、買い換える事が多いからです。率直に「買わないと変わらないな」と感じかられる方が多い印象です。
もちろん安い価格帯が駄目な訳ではないので、やはり知識のある人に環境面を含めて、1度相談する事をオススメします。
基本的に我々は、無料の体験レッスンでカウンセリングを行っているので、そちらでヒアリングをしてからオススメをご紹介しております。
楽器を演奏されるのか?、PC内のみで楽曲制作をするのか?ユーザーによってスタイルや曲調も様々です。「DTM」と言っても幅広いのが難しい所ですが、目標や目的に近く為に必要な物をチョイスできると良いですね!
より良い音楽生活をお過ごしください!
東京都出身。23歳で作曲家、28歳で作詞家デビュー。アニメやTV番組、パチンコ等の音楽制作をはじめ、メジャーアーティストの音響やサウンドエンジニアも担当。2017年4月にオンライン専門の「Next Lead Music School」を設立し、音楽の専門学校を超えるサービスを目標に運営中。東京都から栃木県へ移住し行政の委託事業も遂行。日本のマーケターになりたい。