モニタースピーカーの選び方&おすすめの5機種をDTM講師が解説!【最新版】

スピーカー

今回の記事はDTMや曲作りを開始された人に向けて、おすすめのモニタースピーカーをご紹介いたします。

なぜモニタースピーカーが必要なのか? そもそもモニタースピーカーって何だろう?と疑問をお持ちの方も多いと思います。

そんな疑問にお答えしつつ、これまでたくさんのDTMレッスンを提供してきた知見を元に、初心者の目線に寄り添いながらモニタースピーカーについてお話したいと思います。

モニタースピーカーとは

音楽を「作る」ために使うスピーカーの総称

「モニタースピーカー」というのは、楽曲制作で使うスピーカーの総称を言います。

ライブの音響やサウンドエンジニアも、「モニター」と言われるスピーカーやヘッドホンを使用します。

簡単に言うと、音楽を「作る」ためのスピーカーであり、「ツール」の1つとお考えください。

良い音で音楽を聴くというよりは、レコーディングや編曲したデータをしっかり聞き分けたり、サウンドがより良くなるような加工をする際の「音の指標」をはかるために使います。

もちろん「レコーディングスタジオで取り扱っているから使用している」といったように、環境に合わせて製品をチョイスされている人も多いのではないでしょうか。

モニタースピーカーではかる「音の指標」が機種によって個性があり、値段やサイズも多種多様。

スピーカーではなくヘッドホンを使う場合もあれば、併用して作業を進めることもあります。

これも基本的には「聞きたい音」を確認する為であったり、ヘッドホンやスピーカーの特性を理解した上で愛用しています。

モニタースピーカーの種類

モニタースピーカーは、大きく分けて「パワードスピーカー」と「パッシブスピーカー」の2種類に分かれます。

パワードスピーカーとパッシブスピーカーの違いは、簡単に言うと「アンプが必要かどうか」です。

モニタースピーカーを導入予定の人は、既にオーディオインターフェースをお持ちか、またはこれから一式を揃えようと考えている人が多いでしょう。

いずれにせよ、モニタースピーカーはオーディオインターフェースに接続できる状態にしなければなりません。

変換ケーブルやプラグはありますが、余計な出費や間違いを起こさないように、今一度おさらいしておきましょう。

パワードスピーカー

パワードスピーカーは「アクティブスピーカー」や「アンプ内蔵スピーカー」と呼ばれています。

オーディオインターフェースとスピーカーを接続して、それぞれ電源を入れれば基本的には終了です。

電源を入れる順番などを除けば初心者にも使いやすいタイプですが、接続するケーブルの種類を最初に確認しましょう。

キャノン端子(XLR端子)

一般的には耳馴染みのない端子ですが、マイクケーブルと言われるタイプがこちらにあたります。

「XLR端子」とも呼ばれるキャノン端子は高音質でノイズに強くライブ等で使用されており、ハイエンドマイクでは必ずといっていいほど採用されています。

筆者は基本的にキャノンで接続できるモニタースピーカーを推奨しております。

フォン端子
キャノン(オス)とTRS-フォンの組み合わせのケーブル

ギターのケーブル(シールド)と同じと考えればイメージしやすいのがフォンケーブル。

楽器演奏の経験がある人なら、なんとなく想像できるかと思います。

後述のRCAよりノイズに強く、ヘッドホンやイヤホン端子でも使われています。

ケーブルを買われる際はTSケーブル(アンバランス)ではなく、TRSケーブル(バランス)をご用意ください。

RCA端子

「赤白ケーブル」とも呼ばれる、赤と白の小さいピンジャックに接続するタイプです。

小型のスピーカーに多く、フォンもRCAも両方可能!といったようなケースになることが多いでしょう。

パッシブスピーカー

Victor WoodCone

パワーアンプが必要なスピーカーです。

オーディオが好きな人はもうお馴染みだと思いますが、パワーアンプが無いと、オーディオインターフェースがあっても音が鳴りません。

この場合、オーディオインターフェース→パワーアンプ→スピーカーの順に接続します。

バナナプラグを使用した自作ケーブル

パッシブスピーカーは、基本的に端子のないスピーカーケーブルを使ってパワーアンプに接続します。

ケーブルを解いてスピーカーに直接繋げる機種もありますが、「バナナプラグ」を使って接続する機種がほとんどと言っていいでしょう。

パッシブスピーカーの音は基本的に大人しい物が多いです。

ただしパワーアンプで音の系統が変わってしまうので、スピーカーの特性を活かすこともあれば失ってしまう可能性もあるので相性には要注意でしょう。

モニタースピーカー選びで大切な「音の指標」

モニタースピーカーを選ぶには、「音の指標」や「特性」について知ることが大切です。

何を基準にモニタースピーカーを購入するべきなのか、4つのポイントに絞って解説します。

最近はモニタースピーカーを試聴できる店舗もあるので、もしよければ確認しに行ってみると楽しいかもしれません。

1.低音がどこまで鳴るか

一般家庭で使う場合、サイズにもよりますが「低音がどこまで聞こえるか」が大切。

例えば、バスドラムの音の余韻やベースの質感等、ミックスをする際に音をしっかり認知できれば、作業の時短にもつながります。

2.リバーブや残響音の確認

「この人ぜったい細かい人だな」と感じた方もいらっしゃるかと思います(笑)

リバーブ(エコー)の残り等をしっかり確認できるモニタースピーカーは重宝します。

完成したと思ったら、リバーブ(エコー)がかかりすぎていて、ゴワゴワした曲になっている!なんていう相談も、スクールの生徒さんからたくさん頂きます。

もちろんかけ方にもよりますが、ちゃんと自身の耳で違いや変化を認識できる機種が良いでしょう。

3.解像度の違い

解像度とは簡単にお伝えすると、解像度が高いモニタースピーカーだと聞こえなかった音が聞こえてきたり、1音1音ちゃんと分離して聞こえるようになります。

先述の「2.」に近い所もありますが、これは音の配置やミックスをする際にも役に立ちます。

基本的に高額なスピーカーにならないと解像度は上がらない傾向があるので、高額なスピーカーは安価なスピーカーからは聞こえてこない、色んな音が聞こえてくると思ってください。

商業用ではなく、一般ユーザー用のモニタースピーカーも違いがあるので、意識して聴いてみるのも良いでしょう。

4.曲作りをしていて、テンションが上がるか?

なんとも曖昧な意見ですが、聴いていて気持ちよくなるかという点も重要です。

特にクリエイターや作曲家はテンションが上がったまま曲を作る!ということもあるので、音を楽しめる環境作りも。

かなり個人差がありますが、サウンドエンジニアがミックスをする際に、もっと質素なスピーカーを使用して、カッコよくなるようにミックスをする!というエンジニアもいます。

ミックスに限らず、作曲や編曲を行っていても、気持ちよく音が鳴る環境というのは作品全体に影響することも。

機材を揃えて環境を整備をするのは、精神衛生上でも良いこと。

正解は1つではありませんが、作曲やDTMを学んでいく上で、「置いてあるだけでモチベーションが上がるようなツール」に出会えるのはとても大切なことと言えるでしょう。

DTM講師がおすすめするモニタースピーカー5選!

上記4つのポイントを踏まえ、DTM講師がおすすめしたいモニタースピーカーを5つご紹介します!

指標や目的があるのはお分り頂けたかと思いますが、今後も長く使える機材という点も意識して選びましたので、是非チェックしてみてください!

今回はオーディオインターフェースと接続すればすぐに使える「パワードスピーカー」をご紹介!

ここで取り上げているモニタースピーカーは、初心者はもちろん、プロレベルになっても十分通用するくらい使いやすく、高機能なものばかり。

もしあなたが下記のモニタースピーカーより高いグレードの製品じゃないとだめ!と思った時は、自身のスキルが上がっているということかもしれません。

YAMAHA ( ヤマハ ) / HS5

YAMAHA ( ヤマハ ) / HS5

皆さんご存知の大手メーカーYAMAHA社のHS5。

高域から低域まで程よく聞こえる製品で、コンスパフォーマンスに優れた製品です。

どこかの帯域が特徴があるような印象はあまりありませんが、派手さはないものの、業務的にしっかり仕事をこなしているスピーカーというような雰囲気があります。

楽曲のジャンルによってはノぺっとして鳴ってしまう場合があるかと思いますが、個人的には許容範囲であると考えられます。

もし不満に感じる箇所はヘッドホンか別のモニタースピーカーを導入する価値があるかもしれません。

カラーもホワイトがあり、部屋の雰囲気に合わせてチョイスすると良いでしょう。

ワクワクするようなサウンドではありませんが、曲を客観視できるモニタースピーカーです。

YAMAHA ( ヤマハ ) / MSP5 STUDIO

YAMAHA ( ヤマハ ) / MSP5 STUDIO

こちらも上記と同じYAMAHA社のMSP5 Studio。同じくパワードのモニタースピーカーです。

HS5同様にサイズのラインナップが他にもあり、部屋のサイズ感に合わせてチョイスするのが理想です。可能であればこちらのサイズ、また本機より大きいスピーカーの方が役目を果たしてくれるでしょう。

音を大きくしても小さくても、ある程度同じように鳴ってくれるモニタースピーカーなので、日本のように狭い空間で制作をするのを理解してるモニタースピーカーと言えます。

個人的統計ですが、海外より国内ユーザーが多いです。HSシリーズは海外の方も多くのユーザーに親しまれています。

私自身はMSP5 STUDIOが好きでしたが、最近はHS5の音の方が好きです。

これは作曲編曲のみだけではなく、ミックスをやるように、HS5の方が業務的にも使えると思ったことがきっかけです。

耳が良くなったのかもしれませんが、環境やその時の能力によって合わせる1つのツールでもあります。

JBL ( ジェービーエル ) / 305P MKII

JBL ( ジェービーエル ) / 305P MKII

単純に偏見なのですが、JBLは自宅用のモニタースピーカーというより、ライブハウスや音響関係のスピーカーという印象を持っていました。

ところが先日スタジオで本製品でレコーディングをして、一気にイメージアップしました!

噂話に聞いたところ、色んな店舗や販売店でおすすめにピックアップされているそうです。

全体的に若干硬い音という印象がありましたが、ちゃんと各社の人気モニタースピーカーをリサーチして作成された印象があります。このモニタースピーカーをリファレンス(参考)にしたかな?と思い当たるときがあります。

上記のYAMAHA社の製品に対して、質や価格共に戦える1品だと感じます。

ただ、リバーブの残り具合は少し分かりにくかったです。

IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / iLoud Micro Monitor

IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / iLoud Micro Monitor

小型のモニタースピーカーとしては最小であろうIK MULTIMEDIA社のiLoud Micro Monitor!

商業スタジオでは見かけることがありませんが、個人ユースのスタジオや作曲家の自宅スタジオ、出張先の簡易システムに加えている人は多いです。

価格はサイズの割には高く感じるかもしれませんが、あまり音が出せないユーザーにはおすすめです。

大きい音で聞いていると、正解というか指標がブレてしまうことがあるので、本機の様にサブのスピーカーとして、客観的に楽曲と向き合うツールとしても活躍してくれます。

他の用途として、以前クライアント側がパソコンの内蔵スピーカーのみでしか確認が出来ない現場があり、こちらのスピーカーを用意し、パソコンに接続して確認をした事があります。

すぐサウンドシステムを構築できる点では特に優れいています。

こちらはRCAケーブルでの接続になりますので、この点は注意が必要です。

PRESONUS ( プレソナス ) / Eris E4.5

PRESONUS ( プレソナス ) / Eris E4.5

最後の製品は悩みましたが、PreSonus Eris E4.5をピックアップいたしました!

本製品は実際に手にした訳ではなく、知人の家で自身の曲を聞く際に使用したのですが、

楽曲のレスポンスの良さが際立って聞こえ、音量を上げても下げてもクリアなサウンドの印象を受けました。

価格もこれまでピックアップしたモニタースピーカーの中でも安価なラインナップなので、選択肢に入れて良いかと思います。

こちらはフォーン(TRS)かRCAで接続する必要があります。

まとめ

今回はDTM初心者に向けてご案内いたしました。

やはり機材は価格に比例していくところがあるので、基本的には高額な製品は避けました。

もっと安価な物もありますが、あくまで私が「自身の生徒にオススメするなら」という一面も合わせてご案内いたしましたので、これからガッツリ音楽制作に励みたい人は参考にしてみてください。

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