【DTM】ミックスにおすすめエフェクトプラグイン5選!作曲家が徹底解説

隠れプラグイン!?即戦力のプラグイン!

今回は、DTMで使用するエフェクトのプラグインを5つご紹介します。

ボーカロイドやカバー動画でミックスに挑戦している人や、ワンランク上のミックススキルを獲得されようとしてる人など、DTMで音楽をやっているすべての人におすすめです!

WAVES / Tony Maserati Signature Series

WAVES ( ウェーブス ) / Tony Maserati Signature Series

トップエンジニア、トニーマセラッティー氏のミックスプロセスがプラグインになった本シリーズ。収録されている中で、私がおすすめしたいのは「Maserati GRP」です。

本製品はグループトラックやバスで使用するのを目的に設計されており、コンプレッション関係も非常に上品なかかり方がします。

私はこの「Maserati GRP」の「MASTER」をマスタートラックにインサート(起動)して使用してます。EQのかかり方も上品なのですが、目的としてはコンプレッションにフォーカスを当てての使用。

決して強くかける訳では無く、全体を整えるイメージで使っています。楽曲によっては使用しませんが協力な戦力になります。

若干ノペっとしたサウンドになりそうな瞬間もありますが、マスタートラックに使用するエフェクトプラグインとしては、頼りになってくれるでしょう。使用するだけで、音にエネルギーが生まれる逸品です。

SLATE DIGITAL / FG-X2

多くのミックスエンジニアに愛用されている、SlateDigitalの「FG-X2」。

ミックスチェックの現場に行った際、多くのエンジニアが使っているのを目にします。もちろん私も使用しているプラグインで、マスタートラックにインサートします。

楽曲によって異なりますが、マスタートラックに使用するプラグインは、この「FG-X2」のみを使用するケースもあります。

SONNOX / Oxford Inflator Native

SONNOX OXFORD ( ソノックスフォード ) / Oxford Inflator Native 簡易パッケージ

SONNOXの「Oxford Inflator」。上記はNative環境向けのプラグインです。エフェクトのくくりとしては、リミッターといった所でしょうか?どのトラックにインサートしても、音が前にでてくる印象があります。

個人的には自然なマキシマイザーやリミッターというより、音が元気になる!といったような不思議なプラグインです。クリエイターというより、エンジニアに親しまれている事が多いかもしれません。

マスタートラックに使用される方もいますが、私は各トラックにチャンネルインサートします。特にエレキギター等の倍音が多い楽器や、倍音成分を足したいトラックにもおすすめです。

SONNOX / Oxford TransMod

SONNOX OXFORD ( ソノックスフォード ) / Oxford TransMod Native

こちらもSONNOXの「Oxford TransMod」です。同じくNative環境向けです。

トランジエントのプラグインは他社でも存在しますが、このTransModも先ほどのInflatorと同じように、音が前に出てくる魔法のプラグインです。ボーカルはもちろん、打楽器のアタック感を調整したい時にもおすすめ。

他社の製品を使っていて、このTransModに乗り換えたエンジニアやクリエイターを沢山見てきたので、現場の感覚からしても優秀な製品だと見受けられます。

iZotope Neoverb

iZotope ( アイゾトープ ) / Neoverb AI搭載リバーブ・プラグイン

5つ目はDTMerに人気のiZotope社から発売されているリバーブエフェクト「Neoverb」

直感的に操作できるエフェクトで、連日のDTMユーザー増加に伴い、大変人気のシリーズとなっています。AI等の便利機能に特化したメーカーですが、まずは自身の手でいじり倒すと、様々な発見が見えてくるプラグインだと感じました。

残響系のプラグインは複数多用するので、本製品や付属のリバーブやディレイ等と組み合わせてみると面白いかもしれません。

最近はチャンネルごとに直接インサートするように作られている事も増えてきましたが、やはり残響形はAuxやBusトラックを作成して、Sendで送って調整した方が無難かと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

上記のラインナップと付属のEQやコンプレッサーを適切に使用すれば、楽曲のクオリティーは上がっていくと思います。

サウンドエンジニアは皆様が想像されている以上に細かい作業を繰り返します。マスタートラックにエフェクトをインサートするだけでプロクオリティーになると考えている方がいらっしゃいます。

実際の所は1トラック毎の丁寧な下処理や加工があっての事ですので、細かいですが1つずつの作業に積み重ねだなと感じさせられます。

私自身は「UAD」という外部プロセッサーのエフェクトを使う事も多いので、上記の製品で全て完結している訳ではありません。ですが、普段からメインのソフトウェアとして活躍してくれる物ばかりですので、もし気になったプラグインがありましたら、導入して頂けると嬉しく思います。

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