こんにちは!本日はギタースクールの視点から見た、オススメのエレキギターの弦について解説していきたいと思います。
エレキギターを始めて、自分にはどの弦が合うのか?気になっている人は意外と多いと思いますので、下記の弦のレビューを確認頂き購入頂けると嬉しく思います。
合わせて、私の経験談も入れながらお話しますので、同じ境遇のにいる方には良い情報になりますと幸いです。
弦の太さ
ギターの弦は、各メーカー様々な種類が存在しますが、まず注意して頂きたいのが弦の太さ(ゲージ)です。
これはどのメーカーにも共通しているので、自身の演奏スタイルはもちろん、汗をかきやすい季節の事も考えながらチョイスできると良いですね。
レギュラーゲージ【10-46】
一般的な太さのレギュラーゲージです。
海外のミュージシャンではこれ以上太い弦を張る方も見受けられますが、手の大きさや握力を含めて日本人にはレギュラーゲージが最適だと思われます。
こちらのレギュラーゲージのテンション感(重く感じるか、軽く感じるか)で厳しいと感じたら、次のライトタイプをオススメします。
ライトゲージ 【09-42】
こちらのゲージより細い弦は存在しますが、現代では【09-46】がレギュラーと考えられるくらい一般的になりました。
今回は紹介の関係もあってライトゲージとお伝えしますが、弾きやすいのは間違いないと思います。
後述でもご説明しますが、弦が細くなっているので、レギュラーゲージより音のハリ感がまろやかに感じます。
太いゲージの弦だと、コードを押さえるのが大変だと思いますので、初心者は【09-42】のような細いゲージの弦を使って練習してみるのをオススメします。
今まで【10-46】を使っていた方は、楽に弦を押さえられるかもしれませんね。
ハイブリッドタイプ 095-46
【09-42】の足りないガッツ感と、【10-46】だと少し演奏しにくいなと感じる方をターゲットとしたハイブリットタイプの太さになります。
私はちょっと中途半端だなと感じる瞬間がありますが、良いとこ取りしてる印象も感じますので、1度使用してみるのも楽しいと思います。
少し話題になった?時代もありますが、現在ではすっかり定着しました。
01.ERNIE BALL REGULAR #2221 【10-46】

さっそくですが、1つ目の弦はアーニーボールのレギュラー弦です。太さは【10-46】になります。
著名アーティスト、ギタリストが愛用している関係で様々な楽器店で目にする事は多いでしょう。
私はこの弦に思い入れがあります。
まだ10代でしたが、夏場に汗をかきながら毎日エレキギターを弾いてました。憧れのギタリストのようになりたくて、毎日扇風機の前に立ちながら必死に(笑)
あの時のエネルギーはとてつもない力があったと思います。
私はスクールに通わせてもらえなかったので、弦の種類もよく分かっていなかった事もあり、アーニーのレギュラー弦のみを使用しておりました(笑)
少し手が小さいので、弾いていたフレーズや演奏内容に対して【09−46】の方が良かったと思いますが、これも良い思い出です。
不思議な事に慣れていた事もあってか、こちらの弦以外を使った際にアルペイジオを弾くと少し物足りなくなる瞬間が今もあります。もちろん手の感覚的な所もあるかと思いますが、今もアーニーボール用のギターは1本常駐してスタンバイさせています。
いずれにせよ全体的にバランスの良く、しっかりギターを熟知している弦です。製造の問題なのか、個体差があるという話は耳にしますが、私はこれといって気になった事は無いです。
私の場合になりますが、汗をかくと少し弾きにくくなる印象があります。夏は別の弦でも良いかもしれません。
ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) / Regular Slinky #2221
02.ERNIE BALL TURBO #2224 【095-46】

「アーニーボールのレギュラー弦より、少しだけ弾きやすい弦がある」と親友から情報を得て、こっそり買いにいった思い出がある弦です。
こちらはレギュラー弦から見ると、1弦、2弦、3弦のみ細くなっています。チョーキングを多用するギタリストにはオススメです。
今ではこの【095-46】というのは目にする機会がありますが、当時は珍しい変わり者の印象があります。
【10-46】だと、手が疲れるんだよな…という方は1度試して見る事をオススメします!
ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) / Turbo Slinky #2224
03.D’Addario Nickel Wound Super Light Gauge 【09-42】

私は現在、基本的にこのダダリオスーパーライト【09-42】を使用しています。
本来【10-46】が理想なのですが、1本のギターでバッキングからソロギターまで、様々なシチュエーションがある関係上【09-42】をデフォルトにしています。
単純に【10-46】だとギターソロを弾いた際に、少し重たく感じるので【09-42】を良いと考えています。
結果的には良くも悪くも妥協した弦をチョイスしたといった所でしょうか?
チューニングは安定しますが、やはりサウンドはもう少しガッツが欲しいなと感じます。
向き不向きが感じられる弦ですが、マッチする方にとっても相性の良いラインナップになるでしょう。
そして私が今まで使っていた中では、アーニーボールより錆びにくい弦だなと感じます。
DADDARIO ( ダダリオ ) / EXL120 XL Nickel Round Wound Super Light
04.ELIXIR NANOWEB Light #12052 【10-46】

言わずと知れたエリクサー。
なかなか錆びない弦なので、多汗症や手汗のすごい私からすると非常に嬉しい代物です!
注意点としては、長期間使っていても錆びる事はないですが、時間経過と共に少し元気が無くなってきます。
それにエリクサーのようなコーティング弦は、レコーディング等では注意が必要です。
ギターやセッティングにもよりますが、フィンガリング時にノイズが少し目立ちます。宅録やDTMをされている方は、今一度チェックをしてみましょう!
1パッケージあたりの値段は高いですが、「それなりに弾くんだけど弦を変える機会を減らしたい」という方には、これ以上の商品はありません!
私は演奏頻度の低いギターには、本商品を使用しております。
今回は10-46をチョイスしましたが、エリクサーも種類が豊富なので是非検討頂けると嬉しく思います!
ELIXIR ( エリクサー ) / NANOWEB Light #12052
05.ROTOSOUND ROT-R10 【10-46】

音がめちゃくちゃ良い!という訳ではありませんが、エレキギター初心者の方にも多くご覧頂いていると思うので、ビギナーユーザーの目線になって本商品をご紹介しました!
パッケージが可愛いランナップですが、先述のアーニーボールやダダリオより、良いコンディションを保てる期間が長いです。
張り替えたばかりなのに、すぐ錆びてしまったり、サウンドに元気が無くなってしまっては、演奏の技術向上に歯止めをかけてしまいます。
買ったばかりの弦を張り替えるのはやはりもったいないと思うので、買いやすく長持ちするラインナップとしては、初心者の方にも強くオススメできます。
今回は【10-46】をご紹介しましたが、もちろん【09-42】も販売してるので、先述のダダリオのように自身のスタイルや場面を想定してチョイスしてあげると良いかもしれません。
ROTOSOUND ( ロトサウンド ) / R10 ROTO YELLOWS REGULAR
まとめ
いかがでしたでしょうか?弦に関しては試してみるしか無いですが、まずは【10-46】の弦を張ってみて、必要に応じてゲージを変えてみるのをオススメします。それから各メーカーの弦を使用して、自身の演奏スタイルに合うと感じる弦を使用しましょう!
ギターの場合はキー等によっても弾くフレーズが異なりますので、指板全体でしっかり確認してみる必要があると思います。
少しでも皆さまの音楽ライフが良くなりますよう、応援しております!
それでは良い音楽生活を!

Next Lead Music 代表
経営者と財布職人の祖父2人を持つ、ハイブリッド血統の音楽家。
IT×音楽×文化をテーマに、新人・ベテラン、活動地域関係なく、ミュージシャンの文化活動を応援している。
アニメ等の作詞作曲編曲や、メジャーアーティストのエンジニアリング、ライブ音響等、幅広く活動すると同時に、音楽や文化がインターネットを通して社会の活力になる事を目標に日々発信している。今後は地方創生にも携わりたい。
オンライン専門のミュージックスクール「Next Lead Music School」を経営。
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