メロディーに対するコードの付け方【作曲/音楽理論】

オリジナル曲にコードを付けよう!

本記事はオリジナル曲のコード付けや既存曲のリアレンジ等を取り掛かっている方に向けた内容です。コードを構築すると使用できる音が確認できるので、フレーズ作りの指標にもなるでしょう。

合わせて和声を学んだ方がコードに対する視野が広がると思います。本記事の下部に記載してあります和声に関する動画も合わせてご覧ください。

①ダイアトニックコードを使用する

ダイアトニックコード

まずはダイアトニックコードを当ててみましょう。キーによって異なりますので注意してください。

メロディーと同じコードの構成音を試す

ダイアトニックコードを元にメロディーがコードのルート音と被らないように意識してみましょう。

テンションノートではなく、構成音に対してメロディーが関わっているか確認してみるのをおすすめします。

メロディーと同じコードのルート音を試す

私は極力避けていますが、メロディーとルート音で同じ音を採用してみます。

コードが鳴る瞬間にメロディーが「ド」から始まる場合は「C」または「Cm」を検討してみましょう。メロディーによっては一瞬しか被らない可能性もあります。

この方法だけでコードを構築した場合、コードの流れが悪くなる可能性が考えられるので注意が必要です。

よくあるコード進行を導入する

歌の場合はよく使用するコード進行を当てはめてみるのも検討してみましょう!全て採用する訳ではなく一部のみ採用する事も考えられます。

パズルを作るような気持ちで、セクションの最初と最後のコードを決めてから取り掛かるのも良いでしょう。

②ノンダイアトニックコードを使用する

ダイアトニックコードで構図が出来たら、部分的にノンダイアトニックコードを検討してみましょう!

導入する際には楽曲全体の温度感にも気をつける必要がありますが、自身のコードワークスキルのアップにも繋がるでしょう。

③コードの尺を変える

上記の動画では少し強引にコードを構築しましたが、同じコード進行でもコード同士の間隔や尺が異なると印象が変わります。

歌の場合はAメロやBメロといったセクションごとに温度差をつけるため、コードの数にも気をつける必要が出てくるでしょう。

④コードの位置

同じコード進行を使用していてもコードの位置を変化させるだけで印象が変わります。コードが変わると選択する音も変わる為、アレンジにおける楽器のアプローチやフレーズにも影響があります。

上記動画内の「Ver.2」における「G」の位置は悪くないですが、コードのルート音とメロディーが同じ音です。つきましては原曲としてよく使われる「Ver.1」がベターだと考えました。

課題曲(メロディーとドラムのみ)

オリジナル曲にコード付けをするレッスン向けて、メロディーとドラムのみの課題曲を用意しました!是非挑戦してみてください!

もちろん最終的には自身の耳で判断する形になりますが、現代ではDAWを駆使して音を具現化できるので、客観視する上でも良いツールになると思います。是非トライしてみましょう!

その他の参考動画

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