各DAWのDither(ディザー)を活用した音の劣化緩和について

軽視しがちな「ディザリング」

作曲からマスタリングまで1人でこなすクリエイターが多くなってきている現代では、編曲時のソフトウェア音源のプロジェクトのまま、楽曲を仕上げているクリエイターは多いように見受けられます。

そんな時代と共に様々な方法でDTMを楽しんでいる方に向けて、各DAWの「Dither」を紹介します。

音楽制作におけるDither(ディザー)とは?

主に「Dither」はデジタル上の楽曲制作で、高い解像度から低い解像度に変換する際に劣化を緩和する為に使用します。

マスタリング時には「Dither」を適用して、16bit/44.1kHzのデータを作成する事が多いでしょう。皆さんは曲作りやミックスの際は何bit/何kHzで作業してますか?

DAW毎に搭載されている「Dither」を使用!

マスタリングにおいてはビットデプスやサンプルレートを下げてデータを生成するケースが多いです。この際には各DAWに標準搭載の「Dither」を使用して音の劣化を防止しましょう。「Dither」を使用するのは基本的には1度だけです。

あとは通常通りデータを書き出せばOKです!

ProToolsの場合

「Dither」をマスタートラックの最終段に起動します。

16bitのデータを生成する場合はDitherが16bitになっているのを確認しましょう。

LogicProの場合

LogicProの場合はバウンスの際に分解能を16bitに選択すると「UV22HR」が選択できます。一般的にはこの「UV22HR」のみを使用するケースが多いでしょう。

CUBASEの場合

CUBASEの場合はStereo Outの「Mastering」の中に「UV22HR」備わっています。こちらも最終段に起動しましょう。

StudioOneの場合

StudioOneではデフォルトで「Dither」が適用されています。特に変更する必要は無いので、気にする必要も無いでしょう。

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