ウクレレをはじめよう【弾き始める前に、チューニング】
まずはチューニング!
皆様こんにちは、ウクレレ講師の中川です。
見た目が可愛く、音量も自宅で演奏するのに最適なウクレレ。 本記事ではこれからウクレレを始める方に向けて、少しでもお役に立つことができればと思い、様々な情報発信していきます。
前回の記事
チューニングとは?
Wikipediaより 音楽において、楽器の音の高さを合わせること。 調律、調弦。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0
となっております。 簡単に言うと、ウクレレに張ってある4本の弦にそれぞれ音が決まっていて、さ の高さに合わせてあげる作業です。
チューナーの使い方
チューナーを使うのが初めてという方は、このチューニング自体がとても難しいと感じると思います。
毎日何回か合わせていると、自然と慣れていきます。
それぞれの弦を弾き、一呼吸置いた状態でチューナーの針を見て合わせていきま す。(弾いた瞬間だと、少し音が高くなってしまう場合がある為)
チューナーの針が左側にあるときは、もう少し音を上げます。
チューナーの針が右側にあるときは、音を下げてあげます。
このようにチューナーの針が真ん中にある状態を目指しましょう。
ペグ(糸巻き)の違いによるチューニングの違い
ウクレレに使用されるペグには2種類あり
ギアペグ
フリクションペグ
それぞれ写真のようにチューニングしていきます。
ウクレレ各弦の仕組み
ウクレレは
4弦…G(ソ)
3弦…C(ド)
2弦…E(ミ)
1弦…A(ラ) となっております。
代表する2種類のチューニング
ウクレレには『ハイG』と『ローG』というチューニングがあり、それぞれ4弦G の音が高いか低いかで、雰囲気がガラッと変わる面白い楽器です。
特にソロウクレレを弾く方は、ローGにしていることが多い印象ですが、ハイGの 軽やかな響きがウクレレらしさだと感じる方も多いのが事実です。
ローGって弦を張り替えるだけでいいの?
これよく生徒さんから質問されるのですが、答えはノーです!
正確にはイエスのパターンもありますが、持っているウクレレや選ぶ弦によって、加工が必要なパターンが多く、安易に試すのはオススメできません。
一度、修理を受け付けている楽器店に相談してみるのがいいでしょう。
なかなか音が合わない、すぐに音程がズレる
チューニングがうまくいかない時によくあるパターンと対処法を挙げておきます。
弦が伸び切っておらず、だんだん音が低くなっていく→しっかり弦を伸ばしな がらチューニングする。
ペグを巻いていて思った高さに音を合わせられない→一度目標の音より下げ て、音を上げる(弦を張る)方向で合わせる
そもそもウクレレという楽器に張られている弦が、柔らかい素材の為安定する のに時間がかかる→こまめにチューニングをする
フリクションペグが巻いても勝手に緩む→裏側のネジが緩んでいるので締める。
チューニング完了!
ソドミラと音を合わせられたらチューニング完了です!いよいよウクレレを弾いていきます。
まずは、最も簡単に弾ける『C』のコードである、ドミソの和音を弾いてみましょう。1弦の3フレットを押さえるだけ!あら簡単! 心地良いウクレレの響きを体感できましたか?
まとめ
チューニングは慣れるまで、『めんどくさいな…』とか、『ちょっと弾くだけだ からしなくていいかな』と思い方がいるかもしれませんが…(すみません、昔の私です)
出来るだけこまめにしましょう!今回の重要なポイントはもうこれだけです。
- チューニングはこまめに 正しい音感や、コードの響きを覚えるためにも、30分に一度くらいはチューナーを使って、音を確認する癖をつけてみましょう。
次回は練習する上で、最初に弾くことの多いコードについて解説していきます!
Next Lead Music School 講師
MI JAPAN OSAKA 卒業
ROCK,POP,FUNK,JAZZ等様々なジャンルを学び上京。
カミングフレーバーや、ゲーム「メダロットS」等の多くの作品にギターやベースで参加。
現在はNovelbright等のライブマニピュレーターとしても活動中。
楽器製作に用いられる木材「マホガニー」の植樹支援活動を行なうNPO法人に携わり、ライブハウスでチャリティーイベントを開催するなど、音楽を通して奉仕活動にも積極的に参加。
楽器販売店のアドバイザーとしての経験も活かし、生徒の皆様の視点になって、レッスンや機材のアドバイスを心がけている。