【作詞術】「グラフィックレコーディング」を使って歌詞の構成・シチュエーションを立ててみよう!
「作詞本」を読んでも作詞が進まない人は全体の構成作りがイマイチ!?
本日はグラフィックレコーディングの要素を取り入れた「作詞」の為の全体像の構築についてお話しします。
ストーリー作りが苦手な方は是非参考にしてみてください!
グラフィックレコーディングとは?
グラフィックレコーディングとは、会議や打ち合わせの際、メモでは無くイラスト(絵)と文字を合わせて書き残す方法です。
全てを文字にする必要がなく、ストーリーに分岐がある場合はイラストを部分的に活用します。
そうすることで、短時間でたくさんの情報を残す事ができます。
グラフィックレコーディングの最大のポイントは、物事をわかりやすく可視化できる事でしょう。
このグラフィックレコーディングを取り入れて、「イラスト(絵)」と「文字」で全体の流れを決めてから作詞に取り掛かってみるのもおすすめです。
本人が分かれば、スケッチのようなラフなメモ書きで良いと思います!
思いついた事やある程度勢いで進めるのも大切。
ストーリー分岐させる事は、新たな物語の誕生に繋がるかもしれません。
ストーリーの構図
まずは主観的にストーリーを進める主人公を決めましょう。今回の動画では「A君」と「B子」ちゃんにしました!
ストーリーは分岐しますが、主に私が「妄想した」点をまとめますと。
Aメロ(冒頭の設定)
- B子ちゃんはフラれたらしい
- A君はB子ちゃんが好き
- 雨が降る交差点で遭遇
- B子ちゃんは思わず傘で顔を隠す
分岐1(ちょっと切ない)
- A君はB子ちゃんに「どうしたの?」と声をかける。
- どんな言葉をかけても、ただすり抜けていくだけの時間。
- せめて僕ができる事は、何も言わず隣にいる事だけだ。
分岐2(急展開の予感?)
- BadEndの可能性もあるが、いきなり抱きしめる。
- 意外にもB子ちゃんはA君の胸で泣き出す。
といった感じで、あまり深く考えず書き残しましょう!
あくまで妄想です!突っ込みどころも感じますが、そこは後から少しずつ直しましょう。
このラフスケッチの構図も考えずに歌詞を書き出してしまうから、結果的に作詞に断念してしまう人が多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
妄想とクリエイティブは紙一重だと感じて頂けましたか?
今回は「グラフィックレコーディング」の方法が作詞を進めるにあたり参考になったので、改めて取り上げてみました。
表現方法や倒置法等のスキルも磨いて、素敵な作詞ライフをお過ごしください!
東京都出身。23歳で作曲家、28歳で作詞家デビュー。アニメやTV番組、パチンコ等の音楽制作をはじめ、メジャーアーティストの音響やサウンドエンジニアも担当。2017年4月にオンライン専門の「Next Lead Music School」を設立し、音楽の専門学校を超えるサービスを目標に運営中。東京都から栃木県へ移住し行政の委託事業も遂行。日本のマーケターになりたい。