指揮者がストリングスアレンジの打ち込み方法とコツを解説!

打ち込み/アレンジ

DTM初心者に向けた、ストリングスアレンジ

本日は楽曲のストリングスアレンジについて解説してきたいと思います。

本記事をご覧いただいてる方は、DTMで作曲や編曲に挑戦されている場合がほとんどだと思いますので、DTMの内容も交えながらお話していきたいと思います。

あくまで歌楽曲のストリングスアレンジについて触れていきますので、その点を理解頂いた上で読んで頂けますと幸いです。

まず率直にコツや手法が知りたいと思う方が多いと思います。

バイオリンやチェロ等の楽器経験が無い方ばかりだと思うので、戸惑う理由も共感できます。

DTMを始めた当初、私も最初は分かりませんでした。普通大学に通っていたので、通学時間を利用してストリングスアレンジの本を読み漁っていき、楽曲を耳コピばかりしていました。結局「耳コピが最も良い勉強方法」で大事なポイントですが。

ですが、今ではYouTube等や本記事の様に学習できると思いますし、これも何かの縁なので、皆様と同じ視点になり必要ポイントを抜粋してご紹介したいと思います。

ストリングスアレンジのコツ

01.ストリングスの編成や構成を理解する

意外と皆さん疎かにされていますが、編成や構成をめちゃくちゃにされている事が多いです。

もしくは、ソフトシンセのストリングスプリセットを選んで打ち込んでたりします。ハマる場合もありますが、意図や指標を持った方がクオリティは上がりやすいです。

歌楽曲の中で一般的なストリングスの構成は

  1. 1st Violin
  2. 2nd Violin
  3. Viola(ヴィオラ)
  4. Cello(チェロ)

上記4パートです。状況によってはコントラバスが入る事もありますが、シンフォニックオーケストラアレンジ等でなければ、この程度で問題ないでしょう。

各パートの人数編成も曲によって異なります。人数多ければ壮大になります。

02.歌(メロディー)が鳴っている時は激しい動きをしない

さっそくですが、アレンジ内容に入ります。

フレーズは絶対動いちゃいけないという訳ではありません。

動かないとつまらない!と感じるかもしれませんし、アニメや声優さんの楽曲でスリリングなストリングスアレンジが流行った時期がありました。

いきなり攻撃的なストリングアレンジは難しいと思うので、まずは歌を邪魔しないように、土台作りから始めましょう。

各コードで共通音(ずっと登場してくる音)を探し当てはめ、大人しく鳴らしてみましょう。コードに関してはテンションコードも含めて探る必要があります。

奇抜なボイシング(構成音)や不協和音でない限り、ひとまず問題ないかと思います。

03.動ける時は動く

【2】の続きになりますが、歌(メロディー)が無い瞬間ってありますよね?

そこを目掛けて動きましょう!できれば、歌やボーカルをオフにしても、ストリングスがまるで歌っているかのような戦慄を描いてください。これが美しいストリングスアレンジをするコツになります。

イメージとしては、歌とストリングスが歯車の関係であるように、お互い出る場面をしっかり分け与えましょう!

04.独自の奏法を活用する

ストリングスアレンジ初心者でも出来る、雰囲気の出る方法としては、この特有の「駆け上がり」や「掛け下がり」を活用しましょう!

後述の動画でも説明しますが、16分でクオンタイズして駆け上がっても良いし、部分的に3連符なども活用しても良いと思います。

その他、短い音のStaccato(スタッカート)やPizzicato(ピチカート)等、バイオリンやチェロ独特の響を持った演奏方法を活用するのもオススメです。

ではここからは、当スクール作成した動画を合わせてご説明しますので、下記の動画をチェックしてみてください。

オーケストラの指揮者がストリングスアレンジ!

指揮者がストリングスを打ち込む!【Logic Pro X】ロジックを使った実践向けの"Strings Arrange"〜オンラインレッスン

いかがでしょうか?ピアノのアレンジに依存した箇所もありますが。

こちらは一般的なストリングスの編成でアレンジした動画です。人数感によってサウンドの質感が変わります。

もちろんお使いのソフトシンセや音源によって異なりますので、自身が使用しているソフトシンセもチェックしてみましょう!

それぞれの役割分担

複数のストリングス音源を所有していた方が、様々な楽曲に対応できる。

これはストリングスアレンジに限らず、音楽制作全般にも言える事ですが

曲中の場面によって、音の抜き差しや温度感は常に変えていく必要があります。今回のストリングアレンジで言うと、各パートがどのような事をやっているかに着目しましょう!

過去の偉人がやってきた事になりますが、現実では出来ない様な事を再現してしまうと、やはりどこか違和感を感じる人は多いと思います。音楽をやってない人でも、少なからず違和感を感じるのだから不思議ですね。「リアリティ=実際を想定して打ち込む」だと私は思います。

ここで難しいのは、クリエイティブには正解が無いので格好良ければ良いよも感じます!勢いみたいのは尊重したいです。音の判断をする為に耳を鍛えないとダメですね!

早速ですが、動画でもご説明した通り、曲中での組み合わせの一例を解説しますので、参考にしてください。

01.1st ViolinとViolaがオクターブでユニゾン、その間で2nd Violinがハモり、Celloは独自に動く

先述の動画のパターンになります。比較的使いやすい組み合わせだと思います。

ハモりというのが初心者には難しいかもしれませんが、是非挑戦して頂けると嬉しいです。

ハモによっては、質素なラインが華やかになる事も多いので、色々試してみると良いかと思います。「美しい響き」という所でしょうか?

Celloの独自の動きに関しては動画を参考いただければと思いますが、基本的にルート音やコードの構成音で動いたりする事があります。

02.1st Violinと2nd Violinがオクターブでユニゾン、ViolaとCelloがオクターブでユニゾン、または独自に動く

これもよくありますが、コード感に欠ける瞬間があります。

部分的にこちらの組み合わせになったりするシチュエーションもあるので、状況で使い分けて頂けると嬉しいです。

初心者は比較的扱いやすい構成だと思います。1st Violinが高音域を弾いていた場合、結構派手になる事が多く見受けられます。この際、ViolaとCelloが離れすぎていると分離して聞こえてしまうかもしれないので、注意が必要です。狙っているのであれば、個人的には良いと思っています。

03.1st Violinと2nd Violinが独自に動き、ViolaとCelloがオクターブでユニゾン

この組み合わせの場合、1stと2ndが何をしているかでも変わってきそうです。

例えばですが、1stがスタッカート等の短いフレーズを弾き、2ndは長いフレーズを弾いているケースも考えられます。

少しゴージャスになりそうですが、この様に各パートをどのように割り振るかはアレンジャーの腕の見せ所です!

04.1st Violinが独自に動き、2nd ViolinとViolaがユニゾン、Celloは独自に動く

こちらも個人的には好きな組み合わせです。1st Violinで高音域を打ち込んだ際は、2ndは1stと離れすぎない様に注意してください。この場合、Celloは音域にゆとりが出るかもしれません。

盛り上がるシチュエーションでも使える組み合わせです。

05.その他、ハモりを含めた組み合わせ

これまでご説明した組み合わせの他に、部分的にハモったりする事があります。

少し上級向けになりますが、1st Violinのパートが複数人であれば、1st Violin内でハモるといった事も行います。これをdivisi(ディビジ)と言います。

ソフトシンセではdivisiが搭載されている音源もあれば、MIDIでそれぞれ打ち込み、ベロシティーを変えてあげれば良い感じになると思います。

まとめ

かなり簡潔に記載しましたが、いかがでしたでしょうか?

いずれにせよ、リアリティを求めるのであれば、実際の構成を想定したり、奏法をシチュエーションに合わせてコントロールする必要があります。

私は夜な夜なエアーバイオリンをやり、実際に演奏者の気持ちにもなってアレンジする事も多いので、皆さんも演奏家の気持ちにもなって取り組んでみましょう!

今回は触れませんでしたが、チープなストリングスアレンジにしたい時はオクターブユニゾンのシンセ系のストリングス音源を使用するとハマる場合が多く感じます。

状況によってサウンドや編成を変えるのがアレンジャーのカラーが出る所だと思いますが、是非皆さんのカラーパレットを豊富にして、曲作りに活かしてください!

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