DTMで重宝する「吸音材」は高い? ならDIYで自作してみよう!
自宅DTMスタジオのための吸音材を自作!【DIY】
今回の記事は自作吸音材のご紹介です。
さまざまな吸音材や吸音ボードが販売されていますが、どれも高価だと感じる人が多いのではないでしょうか?
そんな人に向けた「自宅DTMスタジオ」での、おすすめの吸音ボードの作り方をご紹介します。
これまでも自作スタジオ用品として、ボーカルブースとカーペットを吸音材の代わりに使用した記事を作成しましたので、そちらも合わせてご覧ください。
自作ブースの作成工程を公開!レコーディングやテレワークにもおすすめ!
https://nextlead-music-media.com/1369
吸音材を壁に貼るよりカーペットや絨毯がおすすめ!
https://nextlead-music-media.com/3337
シンプルな自作吸音材でも「必要最低限の吸音」が可能!
今回作成した吸音ボードは上記のようなシンプルなものです。
本来ならモニタースピーカーより背の高いサイズがおすすめですが、私は低めに作成しました。
理由としては
- モニタースピーカーの背面が窓で、部屋が暗くなるのを避けた
- 足元から音の反響があったので、調整したかった
上記の2点です。
高音は天井の角に多く集まるので、あとは部分的に吸音材を貼れば満足できると考えています。
私は部屋の響きを多く抑えるために、カーペットや吸音材を使用しながら調整していた時期がありました。
今は少し響きがある方が良いと感じることが多くなりました。
住まいの環境に合わせたブームといったところでしょうか?
部屋の明るさや視界に入る雰囲気は、クリエイティブに直結すると考えているので、
音だけではなく自然な視野も大切にしています。
自作吸音材の材料と作り方
さっそく簡単ではありますが、作成過程をご紹介します
吸音材に必要な材料は、
- 木材
- 薄手の折りたたみマットレス
- 布
- その他、ボンドや釘等
シンプルですが、これだけです。
吸音は音が反射しない家具や寝具等でも可能なので、似た質感のものを用意できれば問題ありません。
反射音の少ないデッドサウンドな環境を求めているのであれば、壁一面に吸音材を貼る必要があります。
①木材で型取り
木材は薄い折りたたみマットレスが3枚くらい入る横幅のものをチョイスしました。
各木材をボンドと釘を使用し、長方形に型取りしました。
②折りたたみマットレスの装着
折りたたみマットレスを装着すると、上記のようになります。
隙間に新聞紙やクッション材などを入れても良いかもしれません。
これだけで出来上がりです。
使用した感想
私は反響音の少ない環境や、反響音を考えられた部屋でミックスするのが好きです。
無駄な部屋鳴りの多い部屋だと、アタック感や残響音の判断に支障が出ます。
今回使用してみた感想は
部屋の響きは完全に消えませんが、モニタースピーカーと耳間に対して、必要最低限の吸音に成功したと感じています。
何度も記載しますが、あとは微調整の繰り返しです。
特に高音の反響を調整できれば良いなと感じます。
購入費用
今回かかった費用は下記です。
個数 | 単価 | 合計金額 | |
木材 | 8本 | ¥200- | ¥1,600- |
折りたたみマットレス | – | – | – |
布 | – | ¥3,000- | ¥3,000- |
その他、備品 | – | ¥100- | 約¥500- |
合計 | – | – | 約¥5,100- |
折りたたみマットレスは、以前所有していたのを使用していました。
無理やりマットレスにする必要はありませんが、スポンジ素材のようなものが扱いやすくおすすめです。
グラスウールやMGボードなどを使用すれば、かなりの吸音効果が期待できます!
グラスウールボード 吸音・遮音補強・断熱材 密度32K(GW32) [厚25×605×910mm]
(1ケース/20枚入)旭ファイバーグラス製
吸音ボード MGボード 25mm 1箱/16枚入[25×605×910mm] 厚手GC貼り(厚手ガラスクロス貼り)高密度 ロックウール!DIYの防音に最適!
貧乏くさいですが、私のようにDIYがお好きな人は好みのサイズで作成できますし、自宅スタジオの環境に合わせて微調整が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お部屋や自宅スタジオをデットサウンドにしたい人は、壁一面に吸音材を貼るのがおすすめです。
私のように微調整したい人や、DIYが得意な人は是非挑戦してみてください!
東京都出身。23歳で作曲家、28歳で作詞家デビュー。アニメやTV番組、パチンコ等の音楽制作をはじめ、メジャーアーティストの音響やサウンドエンジニアも担当。2017年4月にオンライン専門の「Next Lead Music School」を設立し、音楽の専門学校を超えるサービスを目標に運営中。東京都から栃木県へ移住し行政の委託事業も遂行。日本のマーケターになりたい。