サウンドインタビューVol.4【日菜】
高校3年生…親戚の子供とほぼ同じ歳やんけ!と自身にツッコミを入れながら、17歳シンガーソングライターの日菜さんにインタビューのお時間を頂きました。
落ち着いた雰囲気ではあるが、心の中にある繊細かつ不明確な「何か」がたしかに存在しており、決して誰も踏み入れる事のできない彼女のクリエイティブは、10代の輝きを放っていました。
この記事を彼女が大人になった時に見返したら、どう過去の自分が見えているかな?…なんて事を密かに思いながら、本記事を作成致しました。
インタビュー/記事作成:Next Lead Music 森谷
森谷:まずは「かなわない」リリースおめでとうございます。さっそくですが、色々お聞きしたいと思います。
日菜:ありがとうございます。宜しくお願いします。
Q1.まず音楽を始めたきっかけはなんですか?
日菜:中学二年生の時までピアノをやっていたのですが、その後にギターを始めました。ギターを弾くようになったきっかけは、バンドを好きになり、ギターを持って歌うことに”憧れ”を持ったからでした。
森谷:薄々感じてはいたけど、バンド女子っぽいなとは思ってました(笑)
日菜:そうですか?(笑)バンドは好きですね。
Q2.ではいつ頃から曲作りやオリジナル曲の制作を始めたのですか?
日菜:こちらも中学二年生の時に初めて曲を作りました。ピアノで曲が作れなくて…そういった事もあってギターを持つようになりましたね。ギターはアコースティックギターです。
Q3.音楽のルーツや、これは自分に根付いてると思うアーティストや曲、ジャンルはありますか?
日菜:うーん…ルーツ?
森谷:ルーツって言っても難しいのかなと思いますが、小さい頃に親御さんが聞いていた音楽を自然と聞いていた等でも良いかもしれません。
日菜:小さい時から家の中で音楽がかかっていました。ケツメイシさんとか、スキマスイッチさんとかが流れていましたね。あとはよくカラオケに連れて行ってもらってたので、歌が好きになるような環境でした。

Q4.少しずつ難しい質問も入れていきますが、オリジナル曲を普段から作られてる様子ですが、何かインスピレーションやヒントを得ている事ってありますか?
日菜:曲を作り始めてから、影響を受けたなと思うのは「マカロニえんぴつ」さんです。曲も歌詞もですね。
森谷:具体的にどのような点を?
日菜:歌詞を書いてる中で、私自身の感情ばかりを歌ってしまうことが多いです。なので、背景や情景描写を入れることを課題に思っています。マカロニえんぴつさんは自分の感情の方が背景や情景描写よりも多い様に感じますが、でもそれがクドくなくて、参考になるなと感じる事は多いです。
Q5.少し気になったのですが、日菜さんと同世代の方は、自身の楽曲がもっと行方不明というか抽象的。少し曖昧ですが、現代風に言い方を変えると”エモい”と感じる事が多いです。ただ日菜さんは楽曲の感情整理は比較的ハッキリしていると感じました。何か普段から心掛けてる事とか、音楽以外のアウトプットみたいなのはありますか?
日菜:うーん、考えた事はないですね。ただ親や友達にマシンガンの様に話す!という事はしますね(笑)
森谷:人に話すって大切だと思います。
日菜:あとは猫ですね!
森谷:猫?(笑)
日菜:猫を触ってれば、なんとなく…
森谷:そういう人いますよね(笑)
日菜:(笑)
Q6.リリースされた「かなわない」ですが、どういったテーマで制作されましたか?
日菜:具体的なテーマみたいなのはなくて、勢いで書きました。ただ世の中に対しての不満や、自分の殻を破れないイライラ等のキーワードはありました。
森谷:次回何かテーマがあって楽曲を発表できたら、是非聞かせて頂きたいですね。
Q7.レコーディングについてお聞きします。今までレコーディングの経験って少なかったと思いますが、当日苦戦した事があったら教えてください。
日菜:リズムが難しかったです。あとテンポの維持等もそうですが、歌の抑揚や細かい点も苦戦しました。
森谷:なる程。でも17歳で気づいたのは早いなと思います。恐ろしい!
森谷:それでは録音した自分の声を聞いて、思った事や感じた事はありますか?
日菜:自分の声は聴いてみて…迫力はないなと思いました。
森谷:え!!そんな事はないと思いますが…
日菜:よく落ち着いてると言っていただけますが、そういう事なんだなと思いました(笑)
森谷:真っ直ぐな声を生かした曲は、とってもマッチしそうだな!という印象を持ちましたよ。
日菜:迫力を出そうと思って歌っても、実際はそうでもない事が多くて…もっと自分の感情と歌声が比例すればなと思う事があります。

Q8.今後書いてみたい曲の雰囲気やジャンルはありますか?
日菜:人を応援する曲や背中を押す曲を作るのが苦手なのですが、そういった曲をいつか作ってみたいなと思う事はありますね。
森谷:日菜さんって、女性の若いシンガーソングライターには珍しい、ギターを弾いて歌う以外の事にも興味があるように感じるのですが、アーティストとして作家業(クリエイター)なんかの一面もあれば見てみたいですね。他のアーティストへ楽曲提供をするとか?
日菜:一応募集はしてるんですよね(笑)曲書きます!
Q9.少し話は変わりますが、音楽以外に挑戦したい事や興味がある事はありますか?
日菜:音楽になっちゃうんですよね(笑)
森谷:あら!素敵ですね!
日菜:色々な面で弾き語りだけだと弱いなと感じる事があるので、DTMには挑戦してみたいですね。
森谷:自宅で色々完結できると、スピーディーですよね。
Q10.ギターは何をお使いですか?
日菜:Taylor 114ceです。
Q11.何故このギターを選んだのですか?
日菜:弾いた感じと見た目が好きで買いました!
森谷:先日のレコーディングもこの114ceを使われたのですか?
日菜:そうです。繊細で暖かい音を鳴らしてくれるので気に入っています!

Q12.お友達や親御さんに何か言われる事ありますか?「日菜って○○だよね〜」とか
日菜:人任せにできない事は自分でしっかりやるので、そのような場面に遭遇した際「そういうところ、しっかりするよね〜」と友達に言われます(笑)
森谷:責任感があるという事ですね。手を抜く所はしっかり抜くといった所でしょうか?
日菜:その通りです!(笑) 友達といる時は、友達に甘えて任せてしまう事が多いです(笑)
Q13.日菜さんにとって、または若者にとってSNSとは何ですか?
日菜:心の寄り所。友達も言ってますが、スマホをもっていると安心します(笑)
森谷:1週間スマホを触っちゃダメって言われたら?
日菜:あー無理ですね(笑)
森谷:情報に触れる機会も減りますし、ライバルや仲間の活動も見れなくなってしまいますもんね。
Q14.日菜さんにとって音楽とは何ですか?
日菜:落ち込んだ時とか、イライラした時のような感情の起伏がある時に音楽を聴くと落ち着く感覚があって、それが不思議だなって思っています。
森谷:なる程。なんだか音楽療法的な一面も感じますが、
日菜:私もそう思います。だから音楽は言葉が通じなくても、誰でも幸せになれる素晴らしいものだと思います!

Q15.ライブ活動が思ったようにできないかと思いますが、これから楽器や歌に挑戦しようとしてる同世代の方に一言お願いします。
日菜:好きなアーティストや尊敬する人を真似してください。
Q16.ちなみに日菜さんの尊敬する人は?
日菜:お母さんです。
森谷:バンドやアーティストじゃないんかい(心の声)
日菜:(ニッコリ)

Q17.今後の目標はありますか?
日菜:頭の中で描いているサウンドを、自分の手で作り出して、それを形にすることです!あとは横浜アリーナでライブをする!
森谷:最後になりましたが、ファンの方に向けて一言お願い致します。
日菜:いつも私の音楽を聞いてくれてありがとうございます。いろんな形で今までの感謝とか新しい自分を届けられたらなと思っているので、見守っていただけると嬉しいです。
日菜さんのSNS
日菜 – かなわない【Official Music Video】
Next Lead Music 代表
経営者と財布職人の祖父2人を持つ、ハイブリッド血統の音楽家。
IT×音楽×文化をテーマに、新人・ベテラン、活動地域関係なく、ミュージシャンの文化活動を応援している。
アニメ等の作詞作曲編曲や、メジャーアーティストのエンジニアリング、ライブ音響等、幅広く活動すると同時に、音楽や文化がインターネットを通して社会の活力になる事を目標に日々発信している。今後は地方創生にも携わりたい。
オンライン専門のミュージックスクール「Next Lead Music School」を経営。
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